私事ですが、思春期にカボチャのお酒を飲み過ぎた私はLサイズヒロインに萌える病に罹患してかなりの年月が経っていた。
タイトルと数話ほど物語を読んで、これこそが私が求めていたモノだ!と感じた。
筆者の圧倒的筆致力は、読者は主人公と共に迷宮都市に迷い込んだかと錯覚しそうになるぐらいであるし、主人公を始めとした登場人物はとても魅力的で、メインヒロインなんかは『俺の嫁は此所にいた!』と叫ぶ程である。
唯一の不満は女キャラが多くなる=ハーレム化、と言う図式がここ最近加速しており、物語が更新される都度『リア充爆発しろ』と切歯扼腕するのだが、此所に作者の優しさ(罠)があった。
文字通り主人公は『爆発』するのである。
読者の想いを代弁しているが『希望通りに爆発させましたが、なにか?』と、作者のしたり顔が浮かぶようで、酷く悔しい気持ちになるが、それこそ作者の手の内なのだろう。
作者こそ、爆発すべきである。