レビューした作品一覧全4件
たった一人のザマアさんが抜けただけでたちいかなくなる組織自体が運営間違ってないか? 国なんだから人数で質を補えるだろ?とか言う疑問はさておき 追放する側もその時その時での対処をしているつもりだし、そのために空いた穴を何らかのほうほうで仮に埋めてはいるんだよな 普通に考えて極めて有能な裏方がいたとしても一人で三人ぶんの仕事は時間的に厳しいだろうから 複数に仕事ふることでカバーできるはずだし ま ザマアされた方はそんな普通レベルの有能な人ではないからこの有り様だよ となるわけですが そこからの研修で 今度はレベルの上がった管理者側が人を見る目と使い方を学んで そしてご覧の有り様だよ
婚約破棄もので男爵家の娘とか市民とかが対抗馬になりますが そもそも豪族・区町長クラスの男爵家から嫁に入るなら どこかで養女になれるだけの古い格式か(没落したりした)歴史のある家なのでしょう と毎回思うやつでしたから 方伯(≒子爵)なのに皇帝になった ルドルフ・ハプスブルクとか 伯爵家跡取なのに親戚が亡くなってホラント総督&南仏公爵になったオラニエ公ウィレムとか というかそのあたりは日本でも一緒ですか 親戚を養女に取って大名に輿入れなんてアリアリですものね その辺の違和感を「そうだよねぇ」と説明してくれる短編です
ノリと酔狂と凛々しさと 恰好良いってこういうこと そう言いたくなる良い女が集まります 慣習の破壊者ではありますけれど 単なるフェミニズムとは違って行き詰まった世界観も含めて変革(物理)を友情や正義感(物理) で抜けていくので ストレスなく気楽に楽しむのが正しいと思います 次はどんなことをしでかすのか? みたいな先読みも出来ない枠に嵌まらない所も魅力的なので むしろ考察みたいなのは野暮でしょう
幕閣から下々の茶店の店主までもが 尊王やら開国やら攘夷やらで揺れた幕末 尊王であっても佐幕もいれば (大樹公を帝が指名するわけだから大樹公を尊重すれば すなわち尊王) 攘夷を成功させるために開国し技術を得るべきという者も その中で松坂新九郎は 幕臣・旗本として公儀の為に剣士として生きる 混乱する世の中だからこそ難しい その生きざまをぜひご覧あれ