ファンタジーな世界にサキュバスの末っ子として転生したミナト。大家族な兄姉や多くの仲間たちと出会いながら最強種(？)の力で暴れまわる。
所謂、異世界転生ものだが転生設定はあまり活かされていない。
主人公は最初から世界最強クラスで、読んでいて無双系ゲームのEasyモードのような爽快感がある。
しかし、ファンタジー特有の独自理論や世界設定を気持ちいいほどに投げ捨てて、思いついたアイディアをなんでも安易に取り入れててしまっている感があり、細かいところまで考えると疑問符やツッコミがダース単位で出てきてしまう。
ノリと勢いで読むには良いが、深く読み込むには向かない。ある意味読み手を選ぶ作品であると思う。
