落ち着いてガッチリとした土台を作ってゆくような重厚かつ軽妙な文を書く作者が、ふだんどんな事を考えながら書いているのか。
その一部がわかります。
「こんな深いことまで気にしながら書いているのか」
「こんな読んだ人の事まで考えながら書いているのか」
「こんなにも自分の作品というものを突き詰めているのか」
そんな驚きと
「あるある!」
「わかる! 僕も僕も!」
「そうなんだよね~悩むよね~」
そんな共感。
どちらも味わえ、さらに普段流しているような問題にも整理がつく。
一粒で3度も4度も美味しい。
小説書きでも、小説読みでも、どちらでも楽しめるおすすめのエッセイです。