とにかく明るく読み心地の良い作品。 姫様の行動が周囲に影響をまき散らす（！？）現在の あんみつ姫のよう（古いっ！） 春姉さんは爺やの役ですね。 土地勘がないので地図をつけてくれてるのも嬉しい所。 戦国の最恐チート、毛利元就との絡み合いをもっと見 たいところです。 大友が絡んできて、話がごちゃごちゃしないように願 っております。

　現代人が戦国時代に舞い降りた設定自体は既存ですが、 主人公を中心とした人物設定が秀逸でそれぞれが魅力的で あり、話のテンポが良くついつい作者の世界観にはまって いってしまいます。 戦闘の場面（特に戦略）はきちんと地図をつくって軍を 動かしていけばこうなる、等の考察が丁寧になされており、 大名の室や側室等が、アクセント（癒し？）をもたらせて くれます。 （以下、ネタバレがあります読んでない方ご注意下さい） 　兄信長と対峙するところは、えええ？この後進行どうな るのかな！？と不安でしたが、なかなか見応えのあるif です。 その後桶狭間を経て織田家は勢力を拡大していきますが その中でも「治世、治政といった方がいい？」と「家族愛」 をテーマに（作者様、勝手にテーマって書いちゃったけど お許し下さい。そんな感じがしたので）戦国時代を大改革 していきそうです。