レビューした作品一覧全20件
人間は比較する生き物
投稿日:2025年2月15日
本作は「美人」という価値基準がテーマである。ただ私にとっては、人間というものが集団の中で比較し合っては優劣をつけてしまう生き物であることを暗に示しているようにも思われた。それぞれの読者が自分の嗜好に合う比較対象を妄想するヒントとしてもらえればと思う。 例えば・・・ここからは私の具体例。 「美人以外は排除」 例えばアイドルグループなんかでは全員、平均以上の容姿であるにも関わらず、その中で美醜の比較をしてしまう。 「ブス以外は排除」 いや(^_^;)、さすがにそんな具体例は身近にはないか。 とはいえブスばかりの集団だったら美人がいじめられるとかそこそこありそうだし、新たな妄想のヒントともなる。 「田舎の中学校」 今、冷静に考えると同じクラスにブスしかいなかったのに当時は美人が多いと思っていた。 などなど、比較対象を含んだ自由な妄想のヒントになる作品だと思いました。
レビュー作品 美人の国
作品情報
高齢ではない作者が脳卒中となった。発症当日の詳細な状態変化の描写、治療し、リハビリを重ねる中でのリアルな葛藤や精神的な影響。そこまで歳の離れていない私にとって、脳卒中にならないように生活習慣等気をつけていかなければと思えた。 健康診断等で注意を促されるが、そのままになってしまうケースも多いだろう。 この状態を放置していたら、血管が限界を起こしてこういう状態になるかもしれないという注意喚起的なものとして、とても効果的な経験談であるようにも感じた。 ぜひたくさんの人に読んでもらいたい!
今やどの業種でも課題となっている人手不足。その波に少しでも抗おうと退職職員の定年後の契約更新を繰り返し、気がつけば当該職員は後期高齢者。そんな事例も特に中小企業では多いのではなかろうか。後期高齢者となっても、冷静な頭で若い人と一緒のスピードで仕事ができれば良いが、そんなことは、ぶっちゃけありえない(プリキュア)! それを肝に銘じて我々管理職は契約更新するかしないかを伝える義務がある。それが大事な責務だと感じる作品だ。 後半には職場の雰囲気を良くする上司の事例も紹介されている。職場の雰囲気向上も管理職としては大事なミッションなので学ばせていただいた。 管理職ならびに経営層! 職場の問題から逃げずに向き合いな! さすれば、救われるはず。 放置は楽だが、それは倒産一直線
イチオシレビュータイトルが長くなってしまったが、 本作は個別株をスイングトレード(短期的な売買)しながら株式市場と向き合っていく投資家の経験や戦略を述べたものである。今まで株式市場と向き合ったことのない読者からすれば、訳の分からない言葉が飛び交っているし、「損しました」ってタイトルを見て、「やはり株は怖いものだ」という印象を抱くのかもしれない。とはいえ、本作はあくまで短期的な売買の場合だ。長期的な売買やその他の投資方法ではまた違った見方や戦略が必要となる。 株に少しでも興味がある人はとりあえず読んでみて下さい。 学校で教わる内容よりも、より実用的だと思います。 これを読んでどのように感じ取るかはあなた次第。
本作品は988文字でありサクッと読めるし、いろいろ想像や妄想ができる。 ○○で負けた方が女体化してしまう、しかも個人競技じゃなくて団体競技。全員が女体化したくないわけでもないというのが妄想を更に膨らませる要素だ。 女体化したくないと頑張って戦っている者の傍に、 「実は女体化したい」と思って足を引っ張る者がいたらどうだろうか。 そしていざ負けた方。特に、女体化したくなかった者が女体化する時の想像もまた楽しい。女体化希望の者がお望み通り女体化していく過程も、それはそれで想像して微笑ましい。 女体化したものどうしの同性カップルとかの妄想もありか。 このように短い文章からいろいろな妄想や想像ができるのだ。 私自身、女体化したい願望があるので自分自身と重ね合わせてとても楽しめた。 妄想でいいので、皆、女体化しよう!
面接で悩んでいる人は読むべき!ヒントになります
投稿日:2022年9月16日 改稿日:2022年9月16日
面接を受けるのに悩んでいる人、面接担当で悩んでいる人 どちらにもヒントを与えてくれる作品です。 私は面接担当です。企業の体力的に欠員募集ばかりですが、うまくいかない例が増えてきました。そんな悩みを抱えている人に読んでもらいたい作品です。 私が面接時に、「少し不安はあるが受け答えできるし、仕事に慣れれば変わってくるかな?」と採用した人から昨日、退職意向を受けました。勤務期間は半年にも達せず。そこに至るまでにも現場職員からは、「なぜあの人を雇うように経営層に伝えたのか」という言葉もあり、「私は本当に人を見る目がないな」と痛感してます。 そんな時にこの作品を目にしまして、面接時に見るポイントの復習ならびに採用計画についても見直さなければなと強く感じました。 もちろん働いてみないと分からない部分もあり、面接時に変でも例外的に仕事で大化けする方もいますけれども。 1つのヒントとして。
なるほどである視点
投稿日:2022年8月19日
『直立二足歩行をしている生物は人間だけ』 タイトルを見た時には、何だそれ?という感情をまず抱いたが読み進めていくうちに納得感がこみ上げてきた。 人間はナゼ直立二足歩行なのか? 日々我々は直立二足歩行で行動している。 今まで疑問も抱かずに当たり前に感じていたことだろう。 この作品を読むことでその当たり前に対して、ちょっと向き合ってみようではないか。 そんな新たな気づきを与えてくれる作品だった。 私見だが、人間が動物になるような話を好む層にとっては 発想の材料の1つにもなる作品だと思う。
作者の心の叫び(クレクレではない)
投稿日:2022年8月19日 改稿日:2022年8月19日
本作品のタイトルおよび作者名を見ると、これはレビューをクレクレ作品なのかな?と思ってしまう。私も最初はそう思っていた。しかし、読了すると文面上は作者はそんなことを書いていない。(あくまで文面上である。作者の秘めた想いを想像してみるのも楽しみ方の1つと感じた) ただ純粋に、読者がレビューを書きたくなった時に書いてもらいたい!とのことだ。同情やお礼といった意味合いではなく、ただ純粋にレビューを書いてくれと。 だから私は純粋な気持ちで、今レビューを書いている。 何が純粋なのかというのは突き詰めれば難しいが、とにかく、レビューや感想等を純粋に書きたいと思った時には、難しく考えずにとにかく書いてみるということが大切であるということを認識できる作品です。
この作品は読み手にとって解釈が分かれる作品のように思えた。 『普通でいい』『少食アピール』 作者様は主観が異なるという解釈をされていたようだが、私はまだまだ警戒心が解けない中、信頼関係が不十分なためにそのような嘘や曖昧な言葉を言っているように解釈した。 別にどちらの解釈が正しいと言うわけでもない。 300文字もなくサクっと読了できるので自分なりの解釈を見つけてほしい。
あなたは、あなたのままでいい
投稿日:2022年5月7日
私の人生はこんなはずじゃなかった・・・。 それこそ中二病真っ盛りな時には、偉人になれると思っていたし、異世界のヒーローにもなれると思っていた。 しかし現実は、普通の人間の生活である。 人並みに恋をして、ブサイクどうし愛し合って、ブサイクな家族を養うために頑張っているうちに、おそらく人生が終わる気がしている。 中二病時代の願いを思い返しては、果たしてそんな人生で良かったのだろうか?と自問自答する。 そんな自問自答についても、 「それでいいんだよ!」と回答をくれるのが本作だ。 あなたのいろいろな人生について悩む必要はない。 それが、あなたなのだから。 人生について何かしら疑問を感じた人にオススメの文章です。
一言で言うと、ウンコの話です
投稿日:2022年3月16日 改稿日:2022年3月16日
ウンコ! 人間の生理現象として定期的に排出されるもの。 どんなイケメンでも美少女でも排出しているであろうウンコ! 当然私も日々ウンコを排出しています。ウンコ製造機です。 とはいえ日常的にウンコを排出しているはずなのに、なかなかじっくりと考える機会がない、それが現代のウンコです。 本作はそんなウンコの排出に対して、褒められたらどう思うだろうかという視点で書いている。なかなか興味深い。 ウンコをして褒められるという想像、 そもそもウンコをしている姿を他人に見られる想像、 そんな背徳感とか場合によってはSM的要素も想像しては楽しめる。 え? そんな変態的なことは作者も想定していないって! そうかもしれないが、とにかく日々漫然と排出しがちなウンコというものに対して大切に、深く向きあった作品である。 これを機会にウンコへの想像力を、愛をかき立てよう!
なるほど、これが異形化か
投稿日:2022年2月3日 改稿日:2022年2月3日
本作は同じ作者のエッセイ『変態願望 ~一度でいいから異形化してみたい~』を先に読んでいると、より味わい深くなり世界観にもすんなりと入れる。そのため、まだの方はそのエッセイを先に読んでもらいたい。 そのエッセイを読んだときには異形化のイメージが何となくだったが、本作を読むと、「なるほど、これが異形化か」と腹落ちできたし、異形化というジャンルをこれからも楽しんでいこうという気持ちになることができた。 異形化についてばかり述べてきたが本作から読み取れるのはそれだけではない。 結末には、恋愛においてとても大事な教訓が示されている。 恋愛において相手との距離感で失敗したり、悩んだりする人にもオススメできる話だ。
異形化ってそういうことか。異形化の入口の文章
投稿日:2022年2月2日 改稿日:2022年2月3日
『異形化』とは何なのか。聞き慣れない言葉に対して本作品では具体例を交えながら解説し、作者の願望ならびに作品への想像を書いている。本作品を読むことで『異形化』というジャンルを理解できる。また、想像が広がるような『異形化』の設定バリエーションが散りばめられており、この作品を入口として『異形化』の作品を書くような、なろう作家もいるのではないか。 私は感想で『○○人間』とか『豚人間』とか分かります! と書いてしまったが、本作品を3回ぐらい読み返すと、『異形化』と『○○人間』とはまた少し違うジャンルのような気がしてきた。その辺の違いも含めて楽しんで読んでもらいたい作品である。
彼女がほしい! でも誰でもいいわけじゃない! せっかくなら可愛い女性と付き合いたいんだ! でも付き合えない、孤独。 という想いが全開の作品(50部現在では) 私もこんな時代があったなと思えて感慨深いです。 そうそう昔は、誰が見ても可愛い女性が良いと思っていた・・・。 更新頻度もほぼ毎日で、作者様の感情の動きを高頻度で堪能できます。 読者として心配になるのは 作者様、病まないで下さいねと。 既に病まれている気もしますが、くれぐれも正気を保って恋愛してもらえればと思います。 私は孤独に耐えきれずに、いわゆるブスな女性と付き合いました。それもけっこう楽しかったので、今ではブス専としてブスな女性とばかり付き合っています。 そういう風に考えられたら作者様も生きやすくなるだろうとは思うのですが、それも含めて作者様の人生でしょうから。 応援しています。 そんな気にさせる作品です。
なろうに集う者なら誰しもが考えるのに時間を割いたであろう、自分の名前となる作者名を。この作品を読むことで私も7年前のあの時の気持ちを思い出すことができた。なろうに触れた最初の頃、私は必死に作者名を考えていた。その時のドキドキを思い出し胸が熱くなった。 多くの人が作者名の由来について思い出し、自分の歩みを振り返ってもらいたい。
失礼なレビュータイトルですみません。 感想欄で「相手がブスでもいいから彼女つくれば解決やん!」というようなことを書きました。 とはいえ、私も学生時代を振り返ると、なかなか踏み出せずに彼女をつくれていませんでした。 30代になると分かること。 学生時代に ブスでもいいからとりあえず彼女をつくって、女性と接することの経験値を得ておけば、その後の人生で、 【女性とうまく話せないコンプレックス】を 引きずらずに、もっと楽しい社会人生活を送れていただろうと。 だから、作者さんには クラス1レベルのブスでも、学年1レベルのブスでもいいから、無理やり好きになって(付き合って)、 コンプレックスを解消してほしいと思いました。 そういったことを伝えたくなる作品です。 以上、おっさんのたわ言でした。
鼻フックという容姿を醜くする行為、またはその言葉を毛嫌いしている人は多いと思います。 なぜ鼻フックに興奮するのか?そういう奴は頭がおかしいんじゃないか? この文章は鼻フック好き多数派の心理を解説されております。なるほど、そういう理由で興奮するのかと・・・。 ※私のような、そもそも豚の顔が好きなブス専で、 容姿を豚に近づけると興奮する鼻フック少数派の心理は解説されておりませんが、そういった少数派の方にも頷ける部分が多いはずです。
小説の基本的なことを再確認
投稿日:2017年11月16日
とても読みやすく、描写もあり感情移入しやすい文章です。小説の、いろいろな役を疑似体験できるという基本的な楽しみ方を改めて認識させてくれます。私自身、動物は普段は豚のことしか考えていないのに、文中の動物になれました。また、ブス専な私は普段はブスとかブサイクなことばかり考えているのに、文中の設定を想像することができました。読んだ後、とても心地よかったです。
私は豚顔の女性が好きなブス専なのですが、登場する女性が物凄く醜い豚顔なのかなーと想像しながらニヤニヤしていました。一般的な美的感覚の人には受けるか分かりませんが、ブス専の人にはオススメしたい作品です。ぜひ自分好みのブス顔を想像してニヤニヤしてもらえればと思います。日付等でしっかりと段落は区切られており、分量の割にはとても読みやすかったです。
私も豚化や豚顔化とかの内容が好きで、よく書いていますが、こんな設定もあるのかと楽しく読むことができました。 豚から人間に戻れる方法があれば、 確かに一定数の人間はそういう努力をするかもしれませんね。 文章の長さも適度でとても読みやすかったです。 私自身の文章の書き方としても勉強になりました。 ありがとうございました。