レビューした作品一覧全3件
私はこの作品がイチオシです。
投稿日:2023年5月12日
駄犬様が発表される作品は今作で4作目となります。 もし私の表現力の乏しいこのレビューを見て興味を持たれる方が万が一いらっしゃるようでしたら、先ずは過去に別3作品もあるので安心していってらっしゃいませとお伝えできます。 勿論そちらの3作品も大っっっっっ変面白く冒険活劇としては文句無し、なのですが私は今作品がイチ推しです。 どんなストーリーで来るのか読むときから身構えて迎えますが、毎回完敗で……。 もう題名が全てを物語るのですが、私としては死に至るまでの美しさと愛がとても好みです。 まだ読まれてない方は本当に羨ましい…それくらい心踊る時間になることを感想としてお伝えいたします。
間違いなく面白い
投稿日:2021年6月8日
勇者視点ではなく、あくまでもサポートする側(段々それだけでは済まなくなってきてますが)としてのお話です、が…。 何よりまず起承転結、文章構成、登場人物の魅力的な個性など、大っっ変面白く私的には筆者様の文体がストレスなく読める点も評価の1つとして挙げさせていただきます。 あまり擬音ばかりで描写が少ない文が苦手なのですが、このお話は話中に随所入る注釈含めて想像しやすく、尚且つ表現が非常に上手い。国語の教科書とか読むのが楽しかった人には特にお勧めします(?)。 凄惨な場でも日常の一場面でも空気感を損ねる事なく、モブの一人だと自認する主人公ですが戦闘も堅実にきっちりこなす。とにかく騙されたと思ってお読み下さい。ヴェルナーの縁の下の力、是非ともご一読を!!
ひとときの至福と
投稿日:2016年1月1日
昨今では人外に転生は珍しくないテンプレになってきたこの頃ですが、今作は発表当時まだ目新しかったドラゴンへの転生作品です。 見慣れたチート展開と言うよりは、人との触れ合いをメインに据えたものになります。 主人公は人からドラゴンへとその姿を変えますが、人の生とは違い命の時間が潤沢に使用できるドラゴンの生なので、性格や思考も穏やかです。 激しい戦闘シーンや内政チートはありませんが誰かを大事に思う気持ちや善意、命との触れ合いを充分に味合わせてくれます。 筆者様の紡がれる言葉は暖かく柔らかい文体ですので、疲れた時にぼんやりと癒されるのは如何でしょうか? なろうコンでは惜しくも大賞を逃してしまわれましたが、編集者様の慧眼で書籍化もされております。