勇者視点ではなく、あくまでもサポートする側(段々それだけでは済まなくなってきてますが)としてのお話です、が…。
何よりまず起承転結、文章構成、登場人物の魅力的な個性など、大っっ変面白く私的には筆者様の文体がストレスなく読める点も評価の1つとして挙げさせていただきます。
あまり擬音ばかりで描写が少ない文が苦手なのですが、このお話は話中に随所入る注釈含めて想像しやすく、尚且つ表現が非常に上手い。国語の教科書とか読むのが楽しかった人には特にお勧めします(?)。
凄惨な場でも日常の一場面でも空気感を損ねる事なく、モブの一人だと自認する主人公ですが戦闘も堅実にきっちりこなす。とにかく騙されたと思ってお読み下さい。ヴェルナーの縁の下の力、是非ともご一読を!!