レビューした作品一覧全19件
正義は何処にある?
投稿日:2018年2月11日
 オリーブドラブさんの数多く存在するヒーロー作品の一つ。  また、この方はどんな作品も必ず完結させると言う偉業の持ち主でもありますので途中で止まると言う心配はまずありません。  本作品は他の方のレビューでもありますが、邪悪なシルディアス星人の筈の少女をヘイデリオンことタロウが組織を裏切って辺境惑星に逃れたところ、嘗ての同僚に見つかる事で物語が動き始めます。  本作品は読者に善悪を投げ掛けるテーマ性や予想不可能な展開が特徴とも言えるでしょう。  以前の作品でもそうでしたが、オリーブドラブさんはこう言う作風が得意なのかな? と思います。  とにかく本格的なヒーロー物が見たいと言う人にお薦め出来る作品です。 
 私はプロアマ通してこれまで様々なヒーロー小説を見てきました。  その中でこの作品は最高峰のヒーロー小説だと思います。  とある事情で一気見したんですがもっと早く読めば良かったと今更ながら後悔しています。    本作品には他のヒーロー物に出て来るような強大な悪や敵はいません。  ただひたすら「人助けをするヒーロー」、「レスキューヒーロー」の姿を描く熱いドラマです。  もしもヒーロー物に興味があるのなら是非見て下さい。   
 今日、日本でも様々なアイドルを題材にした作品が産まれています。  この作品は日本のアイドル業界の問題点などを真っ向から挑みかかって、そしてイギリスを舞台に繰り広げられる歌姫となる為に努力を重ね続ける女の子とデブオタの物語――  アイドル物の基本を抑えつつもフィクション作品らしい型破りな展開、そしてストーリー構成。  最後は何て言うか素晴らしかった。    多くの傑作アイドル物にある「アイドルとは、歌姫とはなんなのか」と言う題材に対して答えを出しているようにこの作品も見事に答えを出しました。  評価は満点です。これ以上何も言うことはありません。  是非ごらんになってください。
 ヒーローとは何なのか?  それは色んな人が考えて来た一種の宿題です。  特に創作に携わる人間なら一度は考えた事があるかも知れません。  私の場合は何度も考えて来ました。  それを知るために仮面ライダーやウルトラマン、スーパー戦隊、プリキュア、アメコミのヒーロー達――漫画のヒーロー物などにも手を出して来ました。  とあるラノベの主人公は「完全無欠のヒーローなんてやつらは泣きもしなけりゃ笑いもしない」と言いましたがある意味では正解です。それはもう正義と言う大義名分を得て暴力を振りかざし続ける殺戮マシーンでしかないのですから。ある意味下手な悪党より性質が悪い、ただの宗教テロリストと同じです。  ではヒーローとは何なのでしょうか?  少なくとも本作では一つの解が語られていると思います。
 もう読んでいるだけで涙を誘う、フィクションであって欲しいと思いたくなるお話です。  本当にこれ日本の話なのか?  ギャグでもありえない。  生々し過ぎる。  どいつもこいつもクズ過ぎる。  なとなどそんな悲しい驚きが飛び出してきました。  このレビューを見ている貴方へ、このレビューを通してこの作品を一通り見て再びこのレビューを見た貴方へ。  あなたの人生はシアワセですか?    
 小説家になろうやノクターンノベルズ含めてゾンビ物は沢山あります。本作品はタイトルからしてネタに走ったと思いきや、物語としてシッカリと作り込まれた良作であります。  ただ物語のラスト近辺の展開は賛否両論があるかも知れません。  私個人は物語として納得はしていますがあれ以外の結末は無かったのかとか考えています。  最後に、この作品はずっと引き籠もってばかりではいられない、必ず外の世界に歩んで行かなければならないと言うメッセージが込められているように思えます。  ゾンビ物が好きな方もそうでないか方も是非ご覧ください。MrRでした。
 異世界物、日本丸ごと転移や人外憑依などもすっかり定番となりました小説家になろう界隈ですが本作は先に挙げた三つの要素を融合して目新しい世界観の構築に成功した作品です。    タイトルの通り、女性が自衛隊の戦車に憑依します。現代の戦車ではなく、異世界の技術でパワーアップした戦車ですが異世界の自衛隊では人型兵器が台頭し、時代遅れの兵器とか言われています。  主人公は解体されると聞き慌てて脱走。成り行きから自衛隊の人型機動兵器との対決。本作最初にして最大の目玉に直面する訳です。    戦いの結果が気になった方は本編を見て確かめて下さい。    そうして戦車となった彼女は未知の世界を旅してまわります。物語はまだまだ序盤。これからきっとこの世界の謎や転移から主人公が戦車になった時間までの間の経緯などが語られる事でしょう。  
着鎧甲冑シリーズ第一作
投稿日:2016年6月9日
 本作品はオリーブドラブ氏の着鎧甲冑シリーズの第一作目である。(計三作)  単なる勧善懲悪なヒーロー物ではなく、レスキュースーツやそれの軍事利用は悪なのかどうかと言う今風の、平成ライダー的な要素が詰め込まれており、それに悩み出した結論が最後に描かれていて物語としてシッカリと作られている。  この作品でオリーブドラブ氏の着外甲冑シリーズや他のヒーロー作品にも興味を持たれた方は是非見て欲しいと思います。  全てのヒーロー作品に祝福をByMrR
 本作品は普通……普通? の女子高生が戦国時代にタイムスリップして織田信長の元で現代知識を活かして大活躍すると言う、これだけ書いたらよくある小説家になろうである内政チート物であるのだが、ともかく作者の知識の幅が半端ないのだ。  普通に戦国時代物の教科書としても昨日する程に作り込まれており、それを活かして違和感なく戦国時代風の異世界ではなく戦国時代の日本を描いている。  このレビューを見て興味を持った方はぜひ騙されたと思って読んで欲しい。  貴方もきっと本作品に驚き、感心するだろうと思う。  
 小説家になろう界隈で何故か流行り始めた悪女物。  本作品は悪女な女子高生だった女の子に純粋無垢過ぎて悪意に対して鈍感な病院暮らしの女の子が憑依した作品。  当然周囲の人間は以前の彼女を知る人間からすれば「誰だお前!?」状態なわけであり、本作の事をもっと深く説明するのであれば、憑依先の人間の変化に戸惑う周囲の人々とそれに伴う人間関係の変化などを楽しむ作品でもあります。  
ログホライズン二次創作の傑作
投稿日:2016年6月9日
 この作品はVRMMO、異世界転移物の教科書と言える様な、面白い要素やあるあるなどを凝縮した作品です。  お薦めなエピソードは沢山あり、ログホライズンを知らなくても読める面白い作品です。  また、本作品は大地人支店、またはNPCと呼ばれていたキャラくたー支店で語られる短編集的な作品なので何処からでも読めます。  大地人視点から描かれたログホライズンワールドを是非、ご堪能下さいませ。 
 本作品は自衛隊の基地のゲートの一部と異世界とが繋がったと言う作品。    これだけ書くと、まるで銀座から異世界の軍隊が侵略して来たあの作品見たいに思われますが全然、そんな事はなく、どちらかと言うと異世界と自衛隊との交流を描いた日常物です。    異世界の良い所や悪い所もしっかり書いて、それを題材にストーリーとして展開して行きます。    短編なので無駄な部分はバッサリ省きたかったのか思い切った設定を採用しているのも特徴です。  またこのシリーズは前二作ありまして、前作は害虫型モンスターと自衛隊+騎士達との激闘を描いたり、本作は専ら日常パートで伏線をチラつかせながら今日に至ります。(後、日本驚異の科学力(?)を含めて)  正直連載すれば書籍化狙えそうなぐらい面白い作品でもありますが、短編だからこそこの面白い作品が出来たのかな? と言う気持ちもありまして少々複雑な気持ちだったりします。
 タイトルで分かり辛いですが内容は社畜のサラリーマンがリアル過ぎるロボットゲーム(悪い意味も含めて)の個体が置かれてあるゲーセンで活躍するお話しです。  ですが話が進んで行く内に主人公が所属する世界が我々とは違う、日本であり、科学技術もアンドロイドが登場する程に進んでいる世界だと判明する上に日本国内にカジノ特区、治外法権がまかり通る一つの独立都市が存在する日本であり、このレビューを書いている段階ではそこを舞台に話が進んで行きます。  またミステリー要素も多々あり、作品全体を通して最大の謎がロボットゲーが実は本物のロボット兵器を産み出すプログラム収集端末であるか否か? と言う部分でニトロプラスの科学アドベンチャーシリーズ的要素を含んでいます。(カオスヘッド、シュタインズゲート、ロボティクスノーツなど)    果たして真相は? 今後の展開に期待出来ます。
レビュー作品 俺のロボ
作品情報
 本作品も昨今の小説家になろうに置いて増えて来た題材の作品の一つであり、またその代表作の一つが本作である。  現実世界と異世界とを行き来し、物を売る主人公。現実パートもしっかり書かれている。  本作特有のお約束として少々変化球な所があり、意外な物が売れたり、逆に異世界の物が現実世界で売れたりなど逆転の発想染みた展開も発生する。  基本は緩いスローライフで、主人公自身も一定の収入を得ているせいか特に大きなアクションは起こさず、ノンビリ静かに物語は進行して行き、それを面白く続けていく作者の技量が凄いと感じました。  ただどんな作品にも言えますが、やはり個人の好みとかもあるんで、そう言う作品が苦手な方はやはり合わないかな~と思います。  
 タイトルだけ見るとよくある題材であるが、本作の一番面白い部分は何故か繋がるネットを通しての地球世界とのネット住民との交流やそれに伴う変化し、リアクションし、そして行動を起こす地球の人々達であり、こちらのパートがある意味本編と言っても過言ではない。  もう小説家になろうの異世界物はちょっと……と言う方でも楽しめる作品である。  
 もうタイトル通りの内容です。  抑えるべき所はしっかりと抑えておりながら新しくもあり、面白い作品ですがこのレビューを書いている時はまさかの衝撃的な急展開を迎えております。  昨今のアニメや漫画でよくある異種族との対話や共存は流行りの要素として描かれていますが、どうしても分かり合えない奴は人間だろうが異種族だろうが存在し、また信頼は築くのには時間が掛かるが壊れるのは一瞬と言う部分が描かれているのが印象的でした。  
珍しい題材で描かれた勘違い物
投稿日:2016年6月5日
 本作品は天性憑依の勘違い系成り上がり作品ですが珍しい事に舞台は今から未来の、それも異なる歴史を辿った地球でありまして、科学技術や工業技術はありますがサブカルチャーなどの文化面があんまり進んでい無いと言う特徴を持ちます。これは兵器開発に置いても反映されていましてパワードスーツは登場していますが日本のサブカルチャーを参考にした様な兵器は主人公の発案で登場する感じです。  主人公はまるで何処かの異能生存体の様に次々と奇跡を引き起こし、そして周囲に勘違いさせ過大評価させて物語が進行して行き、この作品特有のお約束を形成していて一種の爽快さを形成している力強い作品です。  ……後にアニメ化してスパロボとかに出たりするんだろうか?(汗
日本転移物の傑作
投稿日:2016年6月5日
 昔から幾つか日本その物、あるいは一部が異世界に転移するお話などを見ました。  本作は不満な点が多々見受けられますがそれでも爽快さや勢いがあり、そして面白さを維持する部分が個人的に高評価です。  基本、日本優位な展開ですが日本を超える脅威の存在の伏線もしっかりと貼られており、一定の緊張感を作品本来の持ち味を損なわない様に絶妙に植え付けております。
レビュー作品 日本国召喚
作品情報
 異世界物が猛威を奮うこの小説家になろうにおいて、現れた作品が本作。    本作の事を簡潔に説明するなら「もしも現代地球に友好的な超文明を持つ宇宙人が乗った宇宙船が来訪したら?」と言うダイナミックな題材を素材にした物語。    設定の面白さだけでなく、しっかりとした設定や考察、知識の幅、説得力、そして何よりも「友好とは何か?」、「対等なお付き合いとは何なのか?」の答えが本作に含められている。    一応本編は完結しているが完結後もストーリーは続いてており、見所満載のストーリーが展開されている。
レビュー作品 銀河連合日本
作品情報