偶然Twitterでご縁があり読ませていただきました。文章量はそれほど多くないので時間をそれほどかけることなく読むことができました。
さて、作品はおよそ10年ほど前、ある出来事を中心として描かれている作品です。作品自体もさることながら、自分は主に作者様の考えに感じたことについて触れようと思います。
作者様は当時、その出来事が起きた時中学2年生ということで、偶然ながら、自分と同じ歳に"それ"を沿岸部で経験していました。
私が何よりこの作品を評価したいのは、この出来事を中心にして小説を書こうとした作者様の熱意にあります。
中学国語の教科書のエッセイに「薔薇のボタン」という作品があり、その作品が頭をよぎりましたが両者とも同じ葛藤を抱きながら作品を出したのだと思いました。
同じ世代として、同じ作家として、一人でも多くこの作品が目につくことを願います。