レビューした作品一覧全1件
異世界転生ものが流行ってからずいぶん経ちますね。様々な作品が生まれては消え、エタっていきました。玉石混交のなろう小説の中でも、トップレベルの安心感を誇るのがこの作品、「異世界建国記」であると思います。 安心感とは何か?この作品においてのそれは「面白さの安定感」、「エタらなさ」、「リアリティ」とも言い換えることができます。 面白さの、クオリティの安定感は言わずもがな。起伏に富んだストーリー構成となろうではあまり流行らない非道なキャラ立ても功を奏しています。エタらなさ、めちゃくちゃ大事ですね。前作を完結させ、様々な作品をコンスタントに連載し続け、文庫化も果たした作者さんなら大丈夫でしょう。 そしてなによりも、題したように歴史と理性に裏打ちされた圧倒的な内政と軍事のリアリティがこの作品世界の強度を高めています。フィクションであることとリアリティがあることを並行させて良い作品に仕上げていま文字数!
レビュー作品 異世界建国記
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