とある近未来、日本は汎用人型兵器のスローターウェポン(SW)という、人が搭乗するロボット兵器を軍備した。それによって日本は軍事国家として地位を確立していたが、ある時『ナンバーズ』と名付けられた、日本のSWの性能を遥かに上回る兵器が日本に襲ってきた。
立ちはだかる強敵に向かっていく戦闘描写は迫力があり、また主人公達の挫折に葛藤、そして奮起といった心理描写はハラハラする。
ひやりとしたり、腹が立ったり。泣いて、ほっこりして。
そして最後の最後の瞬間に、私はぞくりとさせられた。
なろうに少ないマニアックな題材だと思うので、敷居が高く感じるかもしれない。だけど新規ジャンルの開拓だと思って、まずは読んでほしい。
ロボット物が読んでみたい、しっかりとした作風に触れたい、(物理的に)血反吐を吐きながら勝利の瞬間を見届けたい人に是非見てほしい。