深遠かつ壮大な世界観の元に組み上げられた、人間と巨大兵器が織り成す破天荒な物語に圧倒されました。作者様はよくこのような設定を創り出されたものだと、感嘆させられました。同じロボット書きが自信をもっておすすめする作品です。
人智を超越した巨大ロボットのバトルシーンが圧巻であるのは言うまでもなく、戦いの狭間に垣間見える人間模様に加えてちょっとした息抜きもあり、かなりの長編ながら倦むところがありません。
単なる戦いの叙事詩というものではなく、様々な宿業を背負った人類の行く末、そしてそれを予感する者達の葛藤といった人間側が避けて通ることのできない根源的課題にも迫りながら、ストーリーは展開されていきます。
ここでご紹介するいわゆる1stに加え、2nd、3rdと続いていきますので、読み応えも十分です。
ぜひ多くの方々に目を通していただきたいと思いつつ、ご紹介させていただきました。