近頃vtuberを題材とした作品が盛り上がってきているが、ロールプレイに焦点の当たった作品は決して多くはないと言える。というのも主役となるvtuberは既にキャラクターであり、その中の人も作品ではキャラクターとなるため主役が二重に存在し描写が難しくなる。それをこの作品では見事に中の人とvtuberが描写されている。
現実である元役者の主人公。虚構である素顔の見えないvtuberとしての主人公。迫真の演技は徐々に挫折した役者を呑み込むのか、それともそれすら演じて見せている役者の底知れなさなのか…。
主人公と同じ境遇で再び歩んでいる箱の仲間たち、遥か先を進む偉大なる先駆者。そして主人公の言葉に動かされた一人の少女の存在が続きを凄く楽しみにさせる。vもの作品の醍醐味といえる掲示板での反応回や作内の配信のコメントなどを無限に語りたくなってしまうが
もう文字数がないので一言。全部が全部とにかくすこ。