ＴＳジャンル自体はそこそこ知っていたし、好きとまでは言わず『面白い属性』もある程度だったけれど。 この作品より前にも色々ＴＳ恋愛モノを読んで、流れでこの作品を読み始めたら何だかドはまりしてしまいました。 元少年としての気持ちと、現少女として芽生えた気持ち。 元少年への気持ちと、現少女へ抱いた気持ち。 変わったモノと変わらないモノとで、同じ方を向いたまますれ違ったり勘違いしたりの甘酸っぱい青春いっぱいの恋愛はＴＳならではの様で、それで居て恋心は普通の男女と変わりない感じが凄く面白く感じました。 笑い有り涙有りなお話しの中で、そう感じさせてくれた作品でした。 どうしてもＴＳ（性転換）と言うジャンル故に、恋愛＝同性愛のイメージで嫌煙されがちかと思いますが、別に登場人物達に感情移入出来なくても、純愛物として、ラブコメ物として楽しめる作品だと思います。