レビューした作品一覧全2件
タイトルに騙される事なかれ
投稿日:2021年5月29日
タイトルだけを見ると、またご都合無双系か?とも思えます。 しかし、読み進めるうちにその思いは粉々に砕かれました。 登場人物それぞれに確かな〝挟持(生き様)〝があるからです。 どなたかは忘れましたが好きな作家さんが〝敵役でも一本書ける位の魅力が必要〝と申していた記憶がありますが、この作品も正にそうでしょう。 大陸に5人のSS級という正に人外の力ある冒険者も、皇位争いとはいえ祖国にすら牙を向くこととなった兄姉も、それぞれが持つ己の挟持が本当に魅了的に描かれていると思います。 物語の主幹であった帝位争いは何者かが裏で暗躍するきな臭さが露見し、望むと望まざるとに関わらず世界を巻き込む形へと変わりつつあります。 いよいよ物語の全貌も見えてきており、ますます目が離せません。 まずは読み進めてみて下さい。 黄金の鷲の一族の生き様が貴方の胸を熱くしてくれます。
これは、(見てくれだけは正真正銘)傾国の美姫と謳われ、(乳のある女性・特に美女性と冴えないおっさんには)慈悲と慈愛に満ち、(女の子とのエロスにかけては類まれなる)聡明な頭脳を持つ天才にして(乳欠乏症の)持病を抱えながも(己が欲望には)懸命に生きるセレネ(中身は前世が38歳の変態親父の転生者)の物語である。 なんてことでしょう… オススメしたくて事実だけを書いたのに、これだけ読むと人にオススメするのを躊躇われる内容に… どうしてこうなった…