シリーズ一覧全4件
宝樹。それは自らの葉であたりを照らす不思議な樹だ。それを胸に抱きかかえ、地に植えたのは白い狐の耳と尻尾が生えた一人の少年。のちに《宝樹の守り人》と呼ばれるようになる少年とその樹が招き寄せる運命。命と命、友情と愛。彼らは何を選び取るのか――
蓬莱妖仙傳 [全1作品]
とある大きな農村生まれの少年、朱羅はある日突然、平和な日々を壊された。ただ己の欲のままに、その運命を翻弄された少年は、とある存在のおかげで二度目の生を歩き出す。 そこで出会った人々は、人間から畏れ敬われる妖怪たちだった。
とある世界で燦然(さんぜん)と輝いていた生命(いのち)輝く星──通称『生命の星』が、その命が果てる直前に新たな星を産み落とした。 その星は風に乗り、世界を超えて本来宿るべきではない存在に宿ってしまう。 それにより、星を宿す『間(あわい)の子』を中心に2つの世界が交わり……
火を操る少年、アラン。 彼の持つ力は王国にとって、どうしても手に入れたい物だった。 そんなある日、少年がよく遊びに行くスラムに王国騎士団がやって来て街を壊滅させる。それに怒った少年は単身王宮に乗り込み──