悪を昇華させるために、悪役は存在する。 悪役令嬢とされた少女と、彼女を失った王子、そして悪役を務めた令嬢のための同盟の存在。 望んで悪役であったからこそ未来を掴んだ、そんなお話です。

運命を変えることが出来るなら。 運命の女神が残したとされる″悠久の羅針儀″を巡る人々。 鍵を握るのは魔弾の射手と呼ばれる男か。 運命の女神から孤独という運命の道すじを与えられた女か。 それとも…。