言葉が指し示す領域 それは点でなく 面であった さらに言うならば それは体積を持つものかも知れない 言葉を連ね 文を綴る それは 体積を 煉瓦の如く 組み立てていっては 時に倒壊した土砂に 押し潰さ…

　 空あいをいま そっと照らし出す 太陽と 明日の朝に 夜をほぐしてゆく 太陽は きっと、ちがうものだから 過ぎてゆく今日の日に 淡くも優しく 朱（あか）色に燃えつきた 光の色を 忘れ…

きらり ひらめいた ほしくずのカケラ ゆらり ゆらめいた そらの水面で…… 果てもなく かぎりなく ひろがっていく 碧いせかい たよりなく やるせなく しぼみ消えていく みなしご だけど …

少しずつ風は まどろみをおぼえて やわらかな心地に 思いは浮かび はずみます 　 やさしげな空に 花びらは抱かれて あたたかなときめきに 頬は薄桃に ほころびます 　 　 　――hiro 　 　 こん…

風の聲の便りを聞いた 心は揺れて 想い馳せる 　 燦然なる陽光の優しさの 抱擁の中に微睡む時を 　 あの蕾は寒さの中でも 一筋に夢見て やがて美しい 花びらを咲かしてゆくのだろう―― 　 　 　 こ…

静かなる 夜の湖のほとりにて 夢の船の辿る旅路が どうか穏やかなもので あらんことを…… 　 　 　 　　――hiro 　 　 こんばんは、hiroです。『midnight moon』無事更新にこぎつ…

めりーごーらんど くるくるり おなじ景色を ぐるぐるり 　 めりーごーらんど きらきらり おなじ旋律 きらきらり 　 ちいさい頃は あきもせず ささいなひらめき みちていたのに 　 今はダメだよ あき…

　 鏡の水面を泳いでは 空気の息苦しさを 思い知る 　 鏡の深淵へ沈んでは この身の汚れが 水を侵す 　 ――by hiro 　 　 お久しぶりです。hiroです。 9月発表といっていたものが、やっ…

風がたいようを包んで やさしい味わいを かなでだしたよ 　 あなたのことばにいだかれて やさしいキモチを 思いだしたよ 　 　 まぁるい世界のその中で しがないしあわせは コトコト…… 　煮込まれてゆ…

　 瞳を射抜くほどに ひらめいた太陽は 優しさを抱き 　 その柔らかさを 風が 空へと伝える日々 　 　 胸の高鳴るときめきは 済んだ空の向こう…… 悲しさがかきくらす 雨の日もあるけれど 　 　 　…