叩けば埃が出ると言う。 私はその埃でくしゃみをする。 くしゃみが止まらない。 鼻水が止まらない。 いくら掃除をしても、私を叩けば埃が出るの。 恋の埃。そんな甘ったるいものじゃない。

　本当にこの空白は大きくて辛い。流れに身を任せていたいんだけれど、なかなか体がついていかないみたい。不思議です。混沌です。言葉の波に飲み込まれていたいんです。本当は。でも傷つくのが怖いんです。疲労する…

心もとない勘に従って中々僕は上手く生きていれたようだった 人々は僕のようなとりとめのない存在を珍しがりそっと認可をくれた 僕は世界の移ろいによる遅れの懸念と思いのほか世界が緩慢であることの誤差と戯…

ここのところ世界が妙にズレていると感じます。そのせいで今までどうにかバランスを取っていたものが、ふとした瞬間に崩れて落ちて跡形もなくなってしまうのではないか、という危機感が私のことを緊張させます。そし…

今日は終戦記念日ですね。日々の忙しさに追われ、広島の日も、長崎の日も、それがその日だと気付いたのはお風呂に入って目まぐるしい日常の穢れを払い落としてからでした。私は気付き、お風呂の中で目を瞑って本当に…

それの輪郭を私は見た。 そしてあなたを見た。 それが貫いて、新しいものが映る。 まるで新しい視界と空気。 ホログラムのように反射して。

私は傷つきたいの どんなときだって傷だらけになって血だらけになりたいって思ってる それは全て、私自身が強くなるために 本当に抉られて、初めて分かったんだ 傷だらけにならなくっちゃ何も分からない…

サブリナは泣いて 虚空を見る 全てはきっと 愛する者たちへの鎮魂歌 傍にいれば何もかもを失って狂おしいほど憎悪する 殆ど何もかも関係なくあらゆるきっとに影響して、無価値の性となる 愛する人…

綺麗ごとを小さな子供に言わせて私はあなたたちの愛を楽しむ 君は違って慈しむ 君と僕の間には、宗教的にきっと、ほとんど違っている差異があるよ 本格的に僕を愛するのだったら、それにならなくちゃいけな…

ほとんど君が、誘惑を仕掛けていた ほとんど君が、憂鬱を持ちかけてきた 全てはそれが、何もかものあらゆる原因だって思えてしょうがない あなたが憎くてしょうがない どうして私の思い通りにならないの…