すってんてんという言葉がある。金や物をまったく失ってしまった状態を意味する。愉快な響きの言葉だが、これは実は明代最後の皇帝である崇禎帝（すうていてい）に由来する。 　明の最後の時期、苛斂誅求に耐えか…

　飄然草第八部「そこに音楽があるから」を投稿しました。書きたいことがどんどん出てきて、結局全十四回とけっこうな分量になりました。一日一話ずつ公開する予定です。年をまたいで元日の夜が最終回。 　振り返っ…

　飄然草第七部を投稿しました。今回の第七部には特筆すべき点がひとつあります。なんと！　下ネタが！　ひとつもないのです！ 　これまで本作は、それぞれテーマに沿った内容になっている偶数部は別として、奇数部…

　「飄然草」第六部「わたしのきらいなもの」の投稿を開始しました。全五回、毎日一回ずつ掲載します。今回はきらいなものをいろいろ取り上げて思うところを述べました。きらいなものではなく好きなものを語れ、とい…

　早くも2023年が終わろうとしておりますが、みなさま息災にお過ごしでしょうか。私は相変わらず無駄に元気です。 　振り返ってみると、今年もまた小説家になろうでたくさんの作品と出会うことができました…と…

　飄然草第五部「私はピアノを飲む」の投稿を開始しました。今夜から毎晩一回ずつ、全部で十回です。 　飄然草は、連載第一回が尿検査の話だったことからわかるように、下ネタというか 尾籠な内容の話がときどき入…

を投稿しました。何年か前からときどき、地球温暖化を扱った小説を書くとか、原子力発電を題材にした小説を書くとか言っておりましたが、それがこれです。こんなのかよ！ 　読んだかたはおわかりのとおり、仁徳天皇…

　飄然草第四部「ことばの履歴書」の投稿をはじめました。今日から毎日一回、全四回掲載します。章の最初にも書きましたが、私という人間がこれまでの人生においてどのように言葉とかかわってきたかを、いろいろな面…

　「われやすいたまご奇譚」を投稿しました。ひさしぶりの投稿です。なにぶん仕事が何でして、書く時間もなかなかとれませんが、まあぼちぼちやっております。 　ところで、きたる2月20日のメンテナンスで小説…

　2022年暮れのご挨拶を申し上げます。みなさま有意義な一年を過ごされましたでしょうか。 　私は今年は途中から仕事がやたら忙しくなったこともあり、執筆のほうはイマイチできませんでした。来年はもうちょっ…