自律型移動都市《レギオス》。これが世界の全てだ。 　世界を覆った汚染物質によって普通の生命体が大地の上で生きる事が困難になり、人々は世界汚染以前に錬金術師たちが残した自律型移動都市《レギオス》の上で…

「はぁぁぁああああッッ！！」 「ん？」 　ぐっ、と障壁にかかる圧力が強くなったのを感じ、少年は眉をひそめた。 　死に際の手向けのつもりだったが、自分の言葉がきっかけで気に目覚めたらしい。その体か…

「(なんだ……？)」 　体が妙に重い。そういえば、自分はエヴァを追って、屋敷の一室の自分でも知らなかった地下室に足を踏み入れたところで……っ！ 　ぼんやりとどうなったのか思い出して、はっと体を起こ…

　ぞわっ、と体に強烈な悪寒が走り、アルは飛び起きた。 　反射的に枕元にあった剣を掴み取り転がるようにして廊下に転がり出た。 　なんとなく、なんとなくだがエヴァの様子が確かめたくなった。なるべく音を…

「アル！　アールー？　どこー？」 「ここですよ、お嬢様」 　自身を呼ぶ声に気づいたアルは、大きなハサミで枝を揃えていた手を休め五メートルほどの高さからひょいっと飛び降りた。 「わわっ、もー、び…

「お嬢様ー？　朝ですよ、起きてください！」 　 　こんこん、と分厚く華美な装飾がされているドアを叩いているのはまだ10に届こうかという小さな少年。 　少しクセのある毛を後ろで纏め、黒い執事服に身を包…

　小説をふと更新するとツイッターで更新宣言、というのがあったのでついぽちっと押してみて流れのまま登録してみました。使い方が全く分かっていないど素人でtakayanarouというIDです。更新情報が知り…

　お恥ずかしながら、戻ってまいりました、takayaです。 　正月にまとまった休みが取れたので、一年近くご無沙汰だったなろうの作品を読みふけっていると、T中先生の極甘作品や、にじふぁん？　の数々の作品…

　ちょっとした息抜きでログインしてみると、予想以上に作品を期待してくださっている皆様が多く、びっくりしました。 　個人的な事情で執筆時間が取れないのは本当に心苦しいですが、四月の再開を心待ちにしていて…