2011年10月31日 (月) 00:17
首相一人の意向なのでまだなんともだけれど、TPP交渉参加に前向きらしい(意向固めたの、ほんとに?)。
交渉のテーブルにつくのなら、参加は覚悟。
参加する以上は、国益のために尽くしてもらいたい。
ただ、どう考えても日本の輸出が増えるとは思えない。
参加予定国のGDP比率見ても、日本とアメリカでほとんど全部。
これでマルチの交渉っていうのが、笑える。まあ、マルチだけど。
だけど、ものも流動性をあげたとき、それが人やものに限らず、損をするのは日本が圧倒的。
円高で輸入は強いが、輸出なんて、だから何という話。
加えてアメリカは輸入しない意向だし、どうしろと。
米韓のFTAと何が違う?
テレビ見てると、農業と工業における利潤の対立っぽく描かれることが多いのは、先導か。
農業が保護されすぎとかいう問題は、デコイだとしかおもえない。
そもそも、自由貿易で日本の農業が世界に勝てるわけない。島国ですよ、ここ。基本平地がないとかいうレベルで、負けてます。
というか、なぜ農業工業をピックアップする?医療や金融はどうでもいいの?
アメリカで失業者がわんさか出た理由は、なんだったのか?安い労働力がどこからか流れ込んだからでしょう?
歴史は繰り返すというけれど、それが実体験できる予感。
国益に反することは跳ね除ければいいという主張するなら、もうちょっと今回の参加をカードに使えないのか。
アメリカとの仲を気にして参加するなら、もう、参加した時点で終わり。
後関係ないけど、年金も段階的に70に引き上げだっけ?
それ、現段階で40以下の人間て納めた金額よりもらうほうが少なくなるでしょう。もう、根本がおかしい。
原発事故(人災?)にしてもそう。
国は内部被爆を想定していない線量基準でものの流通を認めてるけど、それもどうなのか。
現在東北の人たちがこぞって線量系買って家の近辺計って基準値とくらべてるけど、そもそもその基準がおかしい。あと、検出器は測る前に更正かけてやらないと、正確な数字は出ない(今日やっとテレビ出た、あっさりとしてたけど)。そして、一口に放射線といっても、核種によって生じるものはさまざま。α、β、γ、そのほかも含め、それぞれの透過性(物質に対する影響)がまるで違う(外部被爆内部被爆での意味合いが異なる)。
そして、この手のもの(放射線と疾病)の間には、閾値がない。確率論でしか語れず、よって、実証が非常に難しい。数十年後、仮に悪性腫瘍などの疾病が増えたとして、国が認めるわけがない。水俣のように、ほとんどの人が高齢になってから認めるかもしれないけど。
でも、癌の罹患率は高齢になるほど上がる。それを持ち出されたら、厳しい。
今からコホートで追っかけても---どうなのだろうか?
文句ばっか言ってないで解決案出せといわれたら、「詰み」の一言。
解決策なんか、これっぽっちも思いつかない。もともと自分のできは悪いが、それでも国のリーダーたちははるかに優秀な人たちなはず・・・・・・
ただ、年金は別にしても、放射線のことは杞憂で結局は終わるかもしれない。生き物って、案外たくましいし。それに、TPPだって、ものすごい都合よく話が進んで、日本の馬鹿みたいに高い製品をほかの国が円高をものともしないほど買ってくれれば、問題ない。
ねよう。
明日また、仕事だし。こんなの書いてたら、泣けてきた