2024年08月06日 (火) 22:16
どうも、いつもありがとうございますー。

〈作:砂礫零さま〉
どもども、八刀皿 日音です、ボンクラです。
そんなわけで今日も投稿してます。
『【新装版】 屍喰神楽 ~シニカミカグラ~』
きっと、読んでて誰も気にしてないことについて一言。
……実は時差もちゃんと計算してるんだぜい。(ざっくりとだけど)
さて、では本日のゲーム雑談は何にしましょうかのう……ってことで。
名作ADV「ポリスノーツ」なんぞいかがでしょう。
元はPC9821で発売され、その後3DO(懐かしい名よな……)、そしてPS、サターンへと移植されました。発売元はコナミ。
さすがにPC9821も3DOも無かったので、ボンクラがプレイしたのはPSとサターン版です。
PS版なら、今でもアーカイブスでDL出来ます。ボンクラもちょっと前に懐かしくなってDLしましたんで。
ちなみに、メタルギアシリーズで名を馳せた小島監督の作品としても有名ですね。
ストーリーは……
2010年。人類初のスペースコロニー「BEYOND COAST」が完成。
一般居住民の移住に伴い、宇宙という特別な空間での治安維持の先駆けとして、宇宙飛行士の訓練も積んだ5人の優秀な警官が世界中から選抜される。
彼らは、警察と宇宙飛行士を組み合わせた「ポリスノーツ」と呼ばれ、一躍時の人となった。
しかし、彼らが就任して間も無く、コロニー外活動用の宇宙服EMPS(エンプス。パワードスーツみたいなの)試作型のテストをしていた主人公ジョナサンは、事故により宇宙空間へと弾き飛ばされてしまう。
試作型ゆえに搭載していた生命維持装置(冷凍睡眠)により辛くも命を繋いだ彼は、宇宙漂流という事態に見舞われながら、幸運にも発見されて地球に生還を果たす。
しかし――そのときには既に、25年もの歳月が流れてしまっていた。
30歳の若い姿と当時の記憶のまま、25年後の世界へと放り出されてしまったジョナサン。
事故によって「宇宙恐怖症」にもなっていた彼は、かつての栄光ある生活とは縁を切り……地球の旧LAで、ヤバい仕事もこなす探偵としてひっそりと生活していた。
そんな折り……彼のもとに、別れたかつての妻ロレインが、「行方不明になった夫を探してほしい」との依頼を携えてやって来る。
BEYOND COASTで絶対的な権力を持つ複合企業体「トクガワグループ」――かつてのジョナサンの同僚、ポリスノーツの一人でもあったジョゼフ・サダオキ・トクガワが会長を務める、その強大なグループ傘下の「トクガワ製薬」。
ロレインの再婚相手、北条ケンゾウは、そこの主任研究員をしていたのだという。
なぜか北条の失踪を真面目に取り合わないトクガワグループと、その影響力の強さゆえにやはり腰が重いBEYOND COASTの警察。
打つ手のなくなった彼女は、「今さら都合のいいことを、というのは分かっているけれど」とジョナサンを頼って地球までやって来たのだ。
しかし、25年という歳月のズレと複雑な想いもあり、ジョナサンは快く引き受けることが出来ない。
それでも「また会えて良かった」という言葉を残し、一旦帰ろうとするロレインだったが……乗ろうとしていた車が何者かによって爆破され、彼女は命を落としてしまう。
悔やむジョナサンは、彼女の最期の願いを胸に、彼女の命を奪った黒幕をも捕らえるべく、再び、巨大な陰謀が待ち構えるBEYOND COASTへと向かう――。
……というのが、説明書でもある程度語られる序章となってますね。
で、ここまででは出て来てませんが、この後ジョナサンは、25年経ってすっかりおっさんになっちゃったかつての親友にして相棒、同じポリスノーツでもあったエドとバディを組んで捜査にあたることになります。
もう定年間近で面倒事はゴメンなエドと、血気盛んに(実際まだ若いんで)ムチャな捜査もやらかすジョナサンは、そのビジュアルも相まって、「どこの『リーサ〇ウェポン』だ」となること請け合い。(笑)
……まあ、小島監督ってわりかしそういうのやる人ですからね。
これの前作にあたる「スナッチャー」も、「どこの『ブレー〇ランナー』だ」でしたし。
もちろん、パクり的なだけならただの駄ゲーで終わるでしょう。
そうならないのはもちろん、今作も、テーマを持って細部まで綿密に作り込まれた世界観とストーリーを、エンタメとして、ゲームとして楽しめるように組み立ててあるから……ですね。
基本路線は分かりやすいバディ刑事モノですが、その舞台であるコロニー、宇宙というものを、極めてリアルに重厚に描き、ストーリーにも落とし込んでいます。
宇宙空間の圧倒的な広がりを前にしたときの、人間の覚える絶望的なまでの孤独感。精神への負荷。避けては通れぬ放射線被曝による身体的影響。
それらへの対処という名目での、精神負荷に抗するための麻薬の売買、被曝した臓器を取り替えるための大々的な臓器密売――。
「人類は宇宙へ出るには早すぎる種だったのだ」という悪役のセリフにも、ある種の説得力を感じるほどです。
そうしたハードボイルドな感じも強いですが、バディものならではの軽妙なやり取りなどもあって、重苦しいばかりでないのも良いところですね。
アツい最終局面からのエンディングなんかは、流れるメインテーマが名曲なこともあって、実に良い具合に感動に浸れます。
つい細かく書いてアツく語りたいところですけど、プレイせん限りは「だから?」になりますからのう……。(涙)
あ、ちなみに、女性キャラの胸やら太腿やらにいちいち理由を付けてはタッチして鼻の下を伸ばすエロジョナサンを演じることも出来ますが、場面によっては(やりすぎると)ゲームオーバーにされますんでほどほどに。(苦笑)
また、ADVとして物語を進めるだけでなく、ゲームらしく、銃撃戦になればガンシューティングのように実際に自分で操作して戦い(銃撃戦BGMが最高にカッコイイし大概シチュエーションがアツいので否応なく盛り上がる)、ときには細やかな操作が要求される爆弾解体なんかも差し挟まれます。
……まあ、銃撃戦は、ラストに近付くにつれ、パワードスーツ数体を一人で拳銃一挺でねじ伏せるとか「おいおいジョナサンどんだけ強いねん!!」状態ですが。(笑)
……というわけで、ハードSFでありながら、バディ刑事モノアクションの分かりやすさで楽しめる名作ADV「ポリスノーツ」について語ってみました。
ではでは。
この先も、どうかよろしくお願いいたしますー。
どうも、お疲れさまですー。
やっぱりこれぐらいになると、結構知名度があるというか、わりと皆さんご存じなんすねえ。