レビューもらい!黒歴史公開w
2024年09月16日 (月) 23:34
ありがたいことに、水渕さんからレビューをいただきました!

君を買いたいと言われましたが、私は売り物ではありません

素敵なレビューをありがとうございますー!!
もふもふもありますので、ぜひよろしくお願いしますね✨



また昔の小説を読んでいて面白かったので、ちょっと紹介( *´艸`)

かなり前の話だけど、黒歴史小説を紹介したことがあるんですよね。

↑の時はペトルーシが主人公の話だったけど、今回はまた別のセイラという女の子が主役の話です。
だけど、ペトルーシもレイフも出てきますw

まぁ、抜き出しただけじゃ意味がわからないかもしれないけど、雰囲気で読んで楽しんでもらえれば!ww
昔の作品なんで、めっちゃ読みづらいけど気にしない方向で!!www

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「おっはよー!何やってんの、セイラ!」

レイフはケラケラ笑っている。

「謝らなきゃって、決心中!!」

マジで、とレイフはセイラの背中を押してきた。

「よし、行こう!!」

「え!!!!?待って!!まだ決心してない!!!!」

「善は急げ、だ!!!引き伸ばしてたって良いことねぇって!自分がつらくなるだけだろ!!あいつなら絶対大丈夫だから!!」

アウグストに言われた事と同じ事をレイフにも言われ、ようやくセイラは覚悟を決める。こうやって誰かに背中を押してもらえないと、自分は何にも行動できないのだ。レイフの強引さが、ありがたかった。

「いた!おーーーい!ペトルーシ!!!」

ペトルーシがこちらに気付いて歩いてくる。

「どどどどどどうしよう!!!!!やっぱ、無理だ!!無理無理無理無理!!」

「往生際が悪いぞ!!大丈夫だから!!」

逃げ出そうとするセイラの腕をものすごい力で掴まれて、セイラの逃走は失敗に終わった。ペトルーシが目の前に現れる。

「おはようレイフ、セイラさん。」

「おおおおはははははよよよようううう。」

レイフはあちゃーと額に手を当てる。
何?とペトルーシは笑いながら聞いた。

「セイラ、俺から説明しようか?」

そうして欲しい、と言いたかった。自分の口からうまく説明できるとは思えない。
でも、逃げてはいけない。信用を取り戻すための第一歩だ。ちゃんと自分から説明しなくては。

「自分で、言う。」

セイラはぎゅっと拳を握り締めた。これ以上逃げるな、私!!
レイフが見守る中セイラは口を開く。

「私は、14年前にあなたに一度会ってるの。あなたの、お父さん・・・ラインハルトさんの死を告げに。」

ああ、とペトルーシは頷く。
セイラはなるべく正確にラインハルトの死の真相を語った。自分の初歩的なミスで、亡くなった事を。自分を庇ったせいで亡くなったことを。
ペトルーシはそれを黙って聞いていた。

怖かった。何を言われるのか。どんな顔をされるのか。
蔑まれるのだろうか。怒りに満ち溢れるのだろうか。

「ごめんなさい!!ラインハルトさんは私が殺したようなものです!!しかも、その事実をずっと伝えられずにいた・・・。許してなんて、都合の良い事言えないけど・・・どうか、ペトルーシの思うままに私を裁いて下さい!!」

セイラは深々と頭を下げる。目を瞑った。ペトルーシの次の言葉を聞くのが怖かった。

「ゆるしまへんで!!おしりぺちぺちやで!!!!!」

「・・・・・・・・・へ?」

ポカーーーーーン、だ。

たっぷり10秒たった後で、レイフが強烈に吹き出し、ペトルーシは耳まで真っ赤になった。

「いや、あまりに真剣すぎたから、つい・・・」

レイフはヒーヒー言いながら腹を抱えてうずくまっている。
ひとしきりレイフが笑い終わった後で、ペトルーシは真面目な顔でセイラを見つめる。
セイラもしっかりと見つめ返した。
ペトルーシはすーっと息を吸い込む。そして切り出した。

「教えてくれてありがとう。ずっと父さんがどんな最期をとげたのか気になってた。」

やはり言ってよかった。いや、もっと早く言うべきだった、とセイラは思う。

「『戦争とはそういうものだ。』・・・わかっていても納得いかなかった・・・。でも、あなたが生きててくれたから父の死は無駄じゃなかったと確信が持てた。」

セイラは目の奥から熱いものが込み上げてくる。
ペトルーシの目はとても優しく、澄んでいる。

「俺は、誰も恨んじゃいないよ。」

ペトルーシは微笑みさえ浮かべながら言った。その優しげな笑顔が、セイラの心を溶かす。セイラの瞳から、涙が溢れ出す。

許された。許してくれた。

ペトルーシもずっとずっと辛かったはずだ。
その背のロンゴミアントの重みを幼い頃から受け継ぎ、今日まで生きてきたのだ。
責められても、なじられても、仕方ないと思っていた。
こんな優しい言葉までもらえて、セイラはさすがロンゴミアントの継承者だと、あのラインハルトの息子だと感じた。

「ありがとう・・・ごめんなさい、ありがとう・・・・!!!」

セイラは泣き続ける。
許された喜びの涙だったのか。ペトルーシの優しさへの感謝の涙だったのか。

ペトルーシはセイラが泣き止むまで、優しく微笑みかけていた。

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まさかのおしりぺちぺちに笑ってしまった……ww
もう書けないな、こんなの(笑)

セイラという名前で気づいた方は、長岡フリークですね!w
こっそりお月様で書いてた話のヒロインです(;´∀`)
お互いに仇同士の話のやつ。
あっちはアウグスト視点で、短編用に一緒に過ごした年月も変えてるんだけど。
まぁご興味がありましたらそちらもどうぞ!
リンクは貼れないので探してください(笑)


ちなみにセイラは、に出ていたブラジェイというキャラの父親にトドメを刺し、ペトルーシの父親は自分のミスで死なせ、アウグストの愛した人を殺し、アウグストに愛した人を殺されているという……!
私の好きな展開がてんこ盛りの人です!www
またこういうの書きたいなぁ〜(懲りないw)

ちなみにこのブラジェイも、愛する人を三人も亡くしていまする。
やたら亡くなる人が多いのよね、私の作品……!(知ってた)


コメント
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