2020年10月01日 (木) 01:16
始めましての方は始めまして、そうでない方は今まで『こどくなシード 異世界転移者の帰還道』を読んでいただきありがとうございました。
今回で活動報告に書く、小話裏話はおしまいです。
設定とか書き出すと止まらなくなっちゃって……。長くなるのなら設定資料集みたいなのを作って、そっちで出した方が良いと思ったので今回で終わらせていただきます。
なので今回と今までの活動報告をベースに、小話裏話をキャラごとにまとめます。前の活動報告は一応消す予定。
とはいえ完全に自己満足なメモ書きみたいなものなので、もしも好きな方がいらっしゃたら見てくださいねって感じです。
ラストは『初代聖剣使い』の小話裏話。
前回同様ネタバレを多く含みますので、本編が気になった方は
見終わってからをお勧めします。
初代聖剣使い、主人公と同じ名前と顔を持つ『リン・ド・ヴルム』のご紹介。
名前の由来はそのまま『リンドヴルム』から。主にドイツのドラゴンで、紋章に描かれてたりドラゴンが出るゲームとかには結構聞く名前な気がします。
当初は主人公と全く同じ名前にしようと思いましたが、ファンタジーな異世界で『優月 輪』ってどうなの?
そう思って考えたのがこの名前。
リンドヴルムって竜は国ごとによって特徴が違ってて、羽のある竜と伝わる事もあれば、羽がなくてそもそも飛べなかったり、おもしろい竜です。
聖剣の九属性とはあまり関係ないですが、その特徴を後付けで『定まった属性が無い竜』というのを設定に活かしてみました。凄くピッタリな名前だったと思ってます。
更に言うと作中で出てきた『竜王』の設定なんですが、北欧の民話にそういうタイトルがあります。ですがこれは全くの偶然でした。
その民話の物語は美女と○獣といえばわかりやすいと思います。この本編とは全く関係ない、本当に偶然です。
でもなんだか運命的に感じですよね。主人公の名前よりドラチックじゃないか……主人公は主人公で気に入ってますけどね。
また長々と名前の由来を語ってしまいましたが、本人の設定にも関わってくるので大事なのです。
魔王サタンを前回の裏話小話で書きましたが、サタンも竜と関係のあるキャラです。
初代は竜と血筋とかで直接関係がある訳では無いのですが、強さの喩えとして『竜王』と呼ばれてます(本編であんまり言われないけど)。
竜は非常にわかりやすい『強さの象徴』です。
それは創作の話だけでなく、現実でも竜は強い存在だと認識している人が多数だと思います。
異世界に迷い込んだ主人公が、まるで竜のように強い存在と戦い、挑むってのが本作の物語のイメージがあります。戦う相手は主人公より上である事が殆どで、逆境に陥る場面がしばしば。
人間は竜に敵わない。だけどそれを乗り越えていくのは王道中の王道だと思います。なろうだとあまり需要は無いかもしれませんし。
だから『魔王』という竜に対等に戦えるのは『竜王』じゃなければならない。だから初代聖剣使いを周りは必要としていたんです。
でもそれを主人公が『人間』として、そんな二人を乗り越えていく、その壁の一人だったのが初代でした。
魔王はラスボスとして、初代は主人公を『完成』させる為の存在。敵ではなく味方として立ち塞がってくれました。
本編での活躍は少なかったですが、間違いなく作中で『英雄』として最期まで孤高に戦い続けてた人だったと思います。
ここまで書いてなんですが活動報告だとやっぱり足りないですね。凄く書きづらいしこれは下書きとして改めて資料集にして今度まとめます。まだまだ書き足りない。
今回で裏話小話は最後になりますが、もしも見ている方いらっしゃいましたらありがとうございました。
これまでブックマークと評価をしてくださった皆様。してはなかったけど読んでいたよっていう皆様。
大変お世話になりました。これで完結後の裏話小話は終わりですが、小説を書くのはもはや日課になってしまいましたので、新しい作品の時にまたお会いしたいです。
前々回に書いてた後日談も土曜日に間に合わせる予定なので、そちらも是非よろしくお願いします。