よもやま話~冥王の力を解放する!~
2012年06月30日 (土) 10:04
 と、言う訳で次元連結システムである。数多くの便利ガジェットが使用不能になった今、遺されたアーク……もとい、強力な転生アイテムとして今までより一層筆頭へと躍り出たかのシステムだが。

 是、其処まで強力なものなのか?

 どれとは明言しないが文章を見ているとどうも、絶対無敵の最強装備という認識で書かれている事が余りに多く……スパロボの印象で書いている感がある気がする。
 そんな訳で今日は是の分析と対次元連結システム戦術でもチマチマ書こうかと……決して、赤蛇が進まない気分転換ジャナイデスヨ?
 まぁ、何時もの皮肉屋の水差しだと思っていただければ。

 対策1(ダード・ライ・ラグン)
「冥王の力を解放する!」
「ほぅ、ならばその次元の連結を立ちきらせて貰おう(中性子星掲げ)」

 対策2(宇宙戦艦)
「冥王の力を解放する!」
「亜空間魚雷発射!」

 対策3(四世代超光速大型宇宙船技術使用超光速万能大型変形合体マシーン兵器)
「冥王の(ry
「バスタービィィィムっ!」

 1,2は説明の必要がないと思うが。3に関してはスパロボナイズ思考をまずは取り払ってみる事を推奨する。
 というかスパロボ化されるにあたってマシーン兵器が劣化しすぎている、とも言える。あれ、普通にネビーイームを蹴り飛ばせるサイズで地球圏を片手間に壊滅に追い込めるんだが。
 またSFオタの戯言か、と思われるかもしれないが暫しお付き合い頂きたい。最近だとモーレツ宇宙海賊がアニメ化されているが劇中「ポンコツ」「オンボロ」と連呼される弁天丸で恐らくはナデシコCと互角に電子戦できるのだ。
 チィ姉ちゃんの乗ったルキフェラスだと確実に勝てそうだし。
 というか。あのオンボロで恒星間航行が可能、と実はラーカイラムやナデシコより遥かにスペックが上なのだ。別にナデシコを貶める気はない。むしろ世代的に大好きであるが。
 トラベラーズ宜しく汎銀河文明圏を構築し技術がカンストしたレトロヒューチャー世界と外惑星圏に到達できるか否かレベルの違いである。
 ヒロイックエイジのオーガンなんかも雑魚にしか見えないが。あれ、人工血液に交換して対G、慣性制御した上でAMS+イメージ操縦、単機で大気圏突入/離脱が可能、主武装が陽電子砲。そう、ヤシマ作戦でつかったアレが携行装備の「標準」なのである。
 とスペックだけだと大概の人型機動兵器を超えているのだが。相手が闘いの余波で惑星を「壊してしまう」やら集まって衛星クラスの宇宙船になったりと単位群で無双すると行った生命体相手ととにかく相手が強すぎた。要は相対イメージである。
 とりあえず。「恒星間航行の壁」と「亜光速戦闘の壁」を破ってから挑んでこい、と。
 畢竟、ゼオライマーって惑星表面で戦うスケールであってマップスで言うと円卓に集った辺りのリプリムの戦闘力越えてねーんじゃね? という程度の戦闘力だと思われる。

 後、その実、『次元連結システム』は『自己修復能力』は持っていない。少なくとも映像ではそういった描写はなかった。此処らは超次元システムとごっちゃになっている物と思われる。
 まぁ、此処らは原作者たる高屋氏の得意とする、というかある意味強殖装甲と同じコンセプトなので余り驚く事ではないのだが。昔どこかで行っていた「エッチなメカ物」ってそのままゼオライマーじゃね?
 FateのHFルートでも有ったが「無限」である事と「出力」は同じではない。実際問題として漫画版でも惑星大で起きるエネルギーを相殺しきれていない訳で。
 畢竟、このシステムは「フリーメンテナンス」「出力勝負で負けはない(という印象)」「物質創造、転移、その他便利系何でも有り」という、後方が要らないシステムである所が大きいのではないか、と勝手に結論づけてみる。
 転生者という個である以上整備環境は頭脳チートないし経済チートがなければ準備できないのだし。
 上の条件を満たすという点では今は使えないが超弩級戦艦Jアーク等も是に入るか。SF理論、もといヒッグス粒子制御による質量制御で完全無補給の航行や重力制御の類を可能としている。
 純粋に規格外出力でエネルギー>物質変換を行う次元連結システムよりもロジック的には優しい理論だろう。まぁ、あれはJジュエルというアイテムありきで構築されている訳だが。

 いってしまえば

「自分一人だけワンオフの別システムを導入して無双する」

 という環境事態が転生者の設定に極めて相性が良いのだろう……ぶっちゃけゼオライマーの骨子ってマサト視点だとその物だし。

 落ちなく終わる。

~赤蛇はどうにか日曜に上げたい所~
コメント全3件
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十八
2012年07月02日 01:31
 まぁ、不滅のシステムに取り込まれた普通の人間と言う意味ではテーマは同一ですしね>ガイバー&ゼオライマー

 マップスだと、別に大げさな事をなにもしなくても、加速時流子砲であっさり方がつきそうだと書いてから気づきました。
 いくらなんでも、対象の時空の流れを加速して一瞬で対象を崩壊させる兵器なんぞに対応して無いでしょう。
 アレが中型宇宙船の数ある武装の一つで、極普通に購入可能な時点で、あの世界はどうしようもないですね。

 真田さんは……個人的には、2199の影響でそう言うはっちゃけた事をするイメージが薄くなってます。
 アレは良い物だ!
 ……と言うか、2199でも空間磁力メッキを開発するんだろうかw

 個人的には、アレを攻略する一番簡単な方法はヘルアンドヘブン辺りで操縦者を摘出することなんじゃないだろうかと思う今日この頃です。
 なにしろ、原作、OVA共に、再生機構が神がかってるせいか、素の防御力はそんなに高くないですし、パイロットはパイロットで揃いも揃ってうっかり度が高すぎますから>ゼオライマー
 パイロットを摘出可能な必殺攻撃を用いて、生かしたまま抉り出した中枢の周りに保護フィールドを張ってしまえば、後はどうにでもできそうです。
 ……まぁ、ガオガなら、ディバイディングフィールドかブロウクンフィールド辺りで何とか出来そうな気もしますが。

 何度も書き込んですいません。
 返答は不要ですんで、では……。
Ji3
2012年07月02日 00:27
 はい、御意見有難う御座います。こういうSF系考察に付き合ってくれる人は貴重だ……!

 さておき。
>次元の連結自体を観測してその向こう側を攻撃できる存在なら、問答無用で倒せると思います。
 原作は「超次元システム」なので「次元連結システム(OVA)」とは別枠ですね。少なくとも私はその積りでした。申し訳ない。
 仰るように原作ラストで明示されていましたがあれは『次元空間(どこ?)』にある本体を倒せるか否か。
 烈火のマゲンシャ(次元界玉)なんかこのパターンです。実際、ガイバーで原作者が同系能力を持つ獣神将(虚数空間に潜んで一方的に攻撃)をこの手で破ってしまった。
 ヤマトだと。真田さんが「こんなこともあろうかと」で本体のある空間に亜空間潜航魚雷を直撃させる気がする(爆)。

>空間操作系の技術が殆ど無いみたいだし、ネーミング的に単純に空間歪めてその向こう側とかそういうことではなさそうですから>次元連結システム
 トップに関しては「物理的なスペック」と行った意味合いの積りでした。ゼオライマーは確かに不滅かもしれませんが。あれ、「惑星上で使用する機動兵器に宇宙船のエンジンを詰め込んだ」様な有る意味凄いアンバランスな機体なので。
 ネクストシートの言を借りるのならば「核融合エンジンで生じた熱を焼き鏝にしている」というか。
 いや、物語としてそういうロジックだ、というのは判っていますが。

 Ωは。SF的ロジックと作家の関連でそれなりに萌え絵で実に良い漫画です、うん。
 しかし。あそこまでいくと殆ど素体がメカか生体かだけで強殖装甲とほぼ変わらない気がするのは何故だろうか(笑)。
 
十八
2012年06月30日 10:50
 原作設定だと、こちら側にあるもので重要な存在はパイロットとコネクタだけで、本体はどっか別の場所(次元連結システムのつながる先)にあるみたいですね。
 機体自体は、受け取ったエネルギーをこちら側で運用するためのデバイスでしかないようですんで、パイロットが機体に乗ってシステムが起動状態にあれば、ゼオライマー全体が蒸発しても一発再生化だと思われます。
 実際、二機のゼオライマーとその乗員が融合したり、色々無茶やってますからね>原作ゼオライマー。
 しかも、後日談のオメガではどうもコネクタ自体がパイロットと融合してしまったようで、機体を分解してもコアが見つかりませんでした+パイロットが乗っていなくても、その感情に反応して勝手に組みあがって暴れだすと言う素敵仕様……。
 ですんで、多分、次元の連結自体を観測してその向こう側を攻撃できる存在なら、問答無用で倒せると思います(マップス系がこっち)が、単純に全て蒸発させられる程度(トップ系はこっち)だと、ほとぼりが冷めた頃に改良された状態で出現するのが関の山ではないかと……。
 トップ系はワープドライブとか、空間操作系の技術が殆ど無いみたいだし、ネーミング的に単純に空間歪めてその向こう側とかそういうことではなさそうですから>次元連結システム