アルキメデスの大戦
2018年12月01日 (土) 18:20
さて、私は当初よりこの漫画の設定の無茶苦茶さに苦言を呈してきた。

まぁ、アレよ。20インチ砲を3万トン台の戦艦に載せるとか、そういう無茶苦茶なそれに呆れていたのだが、まぁ、他の部分の考証は割としっかりしていたりするから読んでいるのだけれども……。

9巻から買うの暫くやめていたのだが、昨日、10~12巻を買って一気に読んだのだけれども、正直なところ、やはり、いただけないというか設定に無理があるなと思う点が各所にあって微妙だなと思う次第。

ロケットやジェットの具体化と現実化は大戦前夜の38年頃なんだよ。

だが、アルキメデスの大戦のそれは永田鉄山の斬殺、つまり35年なんだ。

この時期にロケットの有望性を説いても時期尚早であるし、そもそも知りえる環境にあるのか、という疑問が湧く。

そりゃ、うちの「このはと」みたいに転生者であれば事前準備は時機を見てやれるだろうが、アルキメデスの大戦の主人公は転生者じゃない。

ちと無理があると思うよ。
コメント全14件
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有坂総一郎
2018年12月04日 21:04
まぁ、46cm砲弾が命中したらそれだけでも再起不能になりかねんダメージを与えるわけですから、9門一成射ってのは必要ないと思うし、根本的に交互射撃のはず。

旋回性能も金剛型より優秀だったかと思う。あの偉容であの旋回性は例がない。
mujina
2018年12月04日 15:39
話題の作品を存じておりませんが、大和(6万トン)に46センチ砲を載せたこともけっこう無茶だったと聞いたことがあります。

3万トン級に20インチ砲なんて、清霜に小型の戦艦主砲を載せるくらい無茶なんでは(さすがに言いすぎかな)

たしか戦艦大和でも同時に撃つとひっくり返るので撃てないし、初弾しか狙えないというふうに酷評されてました。世界最大の戦艦だけど、装備のわりにコンパクトにまとめられているのが大和型戦艦の技術的凄さという、話だった。
有坂総一郎
2018年12月02日 01:28
そうなんだ。

どこかで砲身の運搬手段がーって情報を覚えていたけれど、ひょっとしたら樫野の喪失で運搬出来ないという話と混同しているのかも……。
Infinitum
2018年12月02日 01:03
あの作品は嫌いだから用語はしたくないですが一つだけ。
51cm砲の砲身は樫野の設計前提に入ってるので運搬可能ですよ。
起重機の能力も呉なら277トンの46cm砲用旋回盤を引っ張り上げてますから227トンの砲身は運搬できます。
有坂総一郎
2018年12月02日 00:00
史実においても計画案は出来ていても、砲身の運搬手段なども確立出来ていないかった……。砲身は出来ていたんだったかな?

結構無理をしているとは思うし、改大和型も実際に大和型の船体に20インチ砲を載せたら速度の維持が出来たかそれも微妙だと思う。
大陽
2018年12月01日 23:42
まあ、大和の6万トンでさえ18インチ砲を搭載する為にパイタルパート(対46センチ)を52パーセントというコンパクトに纏められていますからね。それを考えると20インチ砲を搭載して5万トン、しかも対40センチのパイタルパート。・・・うん、仮に完成できたとしても、対地攻撃以外に使い道が有りませんね。それにしても、5万トンの船体が20インチ砲の反動に耐えられますかね?まあ、そこは櫂にも何らかの計算が有るのでしょうが。
有坂総一郎
2018年12月01日 22:29
記憶違いかもしれん。

どっちにしても20インチ砲なんて無理。というより、大和の排水量から気付けよって……。
大陽
2018年12月01日 22:27
あれ?20インチ砲を3万トン台ですか?私の記憶では、5万トン台だったと思うのですが?まあ、どちらにせよ無茶苦茶ですが。
有坂総一郎
2018年12月01日 21:40
ホント、この漫画の考証精度はガバガバなのに変なところはキッチリしているからある意味で危険といえる。
まあ、他の考証が緩かったら容認できる誤差とも言えそうだけど。

中途半端に浮いた話をすると「本当は出来たはずでは!」とか言い出すバカが出て来ないとも限らん・・・
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