一画面勇者にドハマりして…(現在の状況と所感とネタ本+呉座・八幡論争所感+自己紹介登録)
2020年03月31日 (火) 19:00
 いしみず様作成のフリーゲーム、一画面勇者(Ver1.2)にはまりまくってます。よくある出オチものかよと思ったら、内容もストーリーも完成度高くて面白いのなんの。3月頭からずーとやり続けてて、5回クリアしました。

 どういうゲーム化といいますと、主人公の勇者パイで魔王を倒すという王道のRPGなんですが、スタート画面の段階ですでに画面いっぱいに敵キャラとイベントキャラが埋め尽くされているんですね。まさに一画面で完結するRPG。

 ただしイベントキャラやお店、宿屋やボスキャラは一度選ぶとそれで終わり。話しかける順番を間違うとイベントがスカスカになりボスキャラに苦労するという、ナチュラルな鬼畜設定。普通の敵は逃げられるのが唯一の救いも、普通のキャラだと思ったらめちゃめちゃ強い敵キャラが紛れ込んでいたりと

 回避コウモリに回避され、毒素ネズミにポイズンくらい、回避コウモリに回避され、火炎ゴーストにファイヤーされ、回避コウモリに回避され、電撃ワスプに丸焦げにされ、回避コウモリに回避され、会心ラットと瞬殺ホーネットに瞬殺され、回避コウモリに回避され……という具合に悪戦苦闘している内に、気が付けばドはまりしていました。

 つい先日、全部の敵を倒して完全攻略(ベストエンド)までの攻略タイムが3時間15分になり個人的に歓喜。話しかける順番を間違えずイベントが順番通りに行った時の達成感。たまりませんね。



(現在の状況と所感とネタ本)

『何も銑十郎元帥』…次の話考えていますと、どうにも矛盾が出てきたので冒頭のウイキペデ〇ア風あらすじを修正するかどうか考え中。もう少しすっきりした文章書けないものか。ごっそり根こそぎかっさらう(そのくせ言いたいことは書けてない)しつこい文章をなんとかしたいと四苦八苦。

 なお冒頭のあらすじをどんどん短くしていまして、今では「何もしない元帥のお話。」とこれだけです。別に短くすることにこだわりがあるわけではないのですが、理由としましては

・つかみとしてこういうのもありかなという作者としてのスケベ根性が6割
・あらすじを長くすると読んでもらえないのではないかという懸念が2割
・後で矛盾が出てきても困るというのが1割。
・考えるのが面倒くさいのが1割

 ちゃんとブロット考えてたのなら長かろうが短かろうが、ちゃんとしたあらすじを書けるはずなんですが、これは私がいきあったりばったりで書いているかということの証左でもあります。いや、一応完結までの大まかなあらすじは、エッセイ以外はどの作品もあるつもりなんですが……

『斯波武衛顛末記』…越前放置プレイ続行中(おい)。朝倉義景のあたりをカットして書き換えようかと考えながら手付かず。手を入れたけどもう一度全体的に手を入れるかもしれない。

 言い訳ついでにネタにしている本の紹介(最後以外は中公新書)。

・『織田信長の家臣団―派閥と人間関係』和田裕弘…これは本当におすすめ。閨閥に地縁に派閥に網羅してるので、こういう関係があったのかとか、この人の嫁さんはこの家だったのかとか、織田信長とその周辺の戦国もの小説書くのなら格好のネタ本になること間違いなし。

 まあそれを私が作品に生かせているかどうかとは、まったく別の話ですが

・谷口克広先生の著作
『信長軍の司令官 部将たちの出世競争』
『信長の親衛隊 戦国覇者の多彩な人材』
『天下人の父・織田信秀』(これだけ祥伝社新書)

 これだけレベルの高い内容の濃い概説書が新書で1000円以内で買えるというのは、本当にありがたいと思います。特に最後の著作は信長のひな型としての信秀像。最近、織田信長の親世代、祖父世代のなろう小説が増えてきた印象がありますが、読んでも損はないと思います。

 まあそれを私が作品に生かせているかどうかとは(ry



『性懲りもなくネット小説の世界に戻ってきた~』…現在のところネタなし。これは本当に不定期。結局のところ素人歴史愛好家で社会経験の浅い私の切り口は、第一線で研究されている先生方のそれに及ぶはずもないだろという当たり前の事実。

 つまり自分が恥かきたくないだけなんだろといわれるとぐうの音も出ませんw

 私の好きな歴史作家の八幡和郎氏は、自らの通産官僚経験がベースにあり独自の切り口でばっさばっさといろいろ書いておられます。私は新書が出たら必ず買うぐらい好きです。

 昨年、呉座勇一先生と八幡氏が行った一連の論争を後追いで見ていましたが、八幡氏贔屓の私の目から見ても、八幡氏に分が悪かった印象があります。具体的な言い方で印象論っぽくなりますが、史家に徹した呉座先生と、八幡氏は無謬性にこだわる官僚の部分が出てしまったというか。最後の八幡氏の論点ずらしにも思える見解と捨て台詞はいかにも後味が悪かった。

 だからといって、八幡氏の一連の著作の切り口の面白さが否定されるわけではないと私は思います。歴史の裾野を広く見たいという基本的なスタンスには、素人歴史愛好家の私としてもうなずけるものがありますし、だからといって歴史学者としての呉座先生の史料批判に忠実であるべきだというスタンスを否定出来るわけがない。

 ……自分で言うのもなんですが、いかにも八方美人な、誰にも嫌われたくないというええかっこしいな所感。呉座先生ならばっさりと「意味不明で何が言いたいか分からない」と切り捨てられるだろうなあw

 話が脱線しますが、好きな評論家や作家だからといって、その意見なり見解にすべて賛同するわけではないんですよね。当たり前っちゃ当たり前なんですが。私も八幡氏の某自動車会社の元最高経営責任者の事件に関する見解には、どうにも首をかしげるところがあります。でもだからと言って、それ以外の意見のすべてがダメだとは思いません。

 是々非々であるというのは、口にするよりも実際には難しいことだと思うんですよね。何を言っているのかよりも、どうしても誰が言っているかで見てしまいますし。第1印象というものはなかなかぬぐい難い。

 まあ誰もかれもが行儀良くふるまっていたら、おもしろくともなんともないんですがw



 ユーザー情報編集から自己紹介を登録しました。といってもハーメルン様で登録しているものとほぼ同じなんですが。あちらでは同じ名前がすでに登録されていましたので、甚六をつけて「神山甚六」と名乗っています。理由は私が長男だからです。

 この際、神山甚六で統一しようかなとも思いましたが、まあ今更変えるのもあれですし、このままでいきます。

 気長にお付き合頂けるとありがたいです。よろしくお願いします。
コメント全4件
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神山甚六
2020年04月01日 20:25
>いまきた産業様
ありがとうございます。何とか更新出来ました。そこまで喜んで頂けたら、頑張って書いた甲斐があります。
>林元帥のフサフサ髪の毛のように
www
まあ手持ちの情報なり手札をすべてオープンにして、現在進行形の事態の危機管理をするわけにはいきませんからね。
>その手の矛盾
ありがとうございます。いやー、どうしても色々と
後付けで知識得たり、実際にかいて思い付いたりと
そう言っていただけると、安心して改変出来ますw
頑張ります!
うおー、更新されてたことに全く気が付いてなかった!
何も銑十郎元帥、ありがとうございます…! ありがとうございます…!!

最近の武漢肺炎だか、中国ウイルスだかの騒動で、「日本政府は何もしていないのに上手く行っている」なんていう有識者の方がいらっしゃいました。私その話を聴いてまず思い浮かんだのが、『何も銑十郎元帥』でした…
クラスター対策班とか要所をしっかり押さえているのが見えていない人には見えていないんだなぁと。
林元帥のフサフサ髪の毛のように。

この手の歴史改編モノって設定に矛盾が生じるとうがーって頭抱えたくなりますよね。ゆっくりお待ちしておりますので、どうかご自身の納得いくものをまたじゃんじゃん更新して頂ければ、一読者としてそれ以上に嬉しいことはありません。
今後も楽しみにしております!
神山甚六
2020年04月01日 17:09
>kagg様
暖かいお言葉ありがとうございます。どれも今のところ停滞中ですが、本当にありがたいです。頑張ります!
kagg
2020年04月01日 03:37
楽しみに待ってます。
どうか納得のいく作品を作ってください。