2011年10月24日 (月) 20:48
打ち切りとなったウルトラマンネクサス。打ち切り決定後に、次番組のマックスの番宣が始まると言う、まるで嫌がらせの様な仕打ちを受けていた。当時、打ち切りが発表された後のジュネッスブルー編の展開が非常によく、このカットされたエピソードがあるのではないかという憶測を生んだが、打ち切りが決まったのが1クールの途中辺りに聴率が問題になったが、ジュネッス編が撮影を終えているのでテコ入れもできない状況。後半のメインライターであった太田愛さんの話によると、ジュネッスブルー編の話自体がなくなるところだったと言う。
つまり、1クールより先の分まで撮影が進んでいることを考えると、打ち切りが伝えられたのは、憐が登場する26話以降の途中。で、久々にネクサスを見返すと29から31話の間に打ち切りが伝えられたのではないかと思う。
理由は、29話にディレクターズカット版が存在すること。EXが31.5話の扱い。憐の登場が前後不明のまま唐突に変身することがある。32話は尺に収まらないこと前提の撮影だった。33話と34話で憐の弱体化が急激に進んでいる。そして、メタフィールドを張るのも危ないくらいの状態になる。
これらを推測すると、31話から32話の間のプロットががっぽり削られた結果、不自然な作劇になったと思われる。ザギの登場も、あれほど唐突なものではなかったはずだ。OPの画にはストーリーの今後を暗示させる画が紛れ込んでいるが、ジュネッスブルーの目には、ザギが映り込んでいることから、伏線が少しあったとも考えられる。そうなると、ノアやネクストの存在をにおわすのも少し早目になった気がする。「空自のパイロット」と言う真木を指す言台詞が早い段階で出ているので、その間がないと言うのも不自然になる。
ダークメフィストツヴァイだが、本当はあれはなかったのではないか。前後の脈絡がないし、変身する三沢が空気のキャラなので、非常に唐突過ぎる。(空中戦はかっこよかったけど)もしかして、あれはボツになったルシフェルのポジションだったのではないかと言う気がする。OPに出てくるファウストとメフィストの顔がルシフェルにあることから、その辺が臭って来る。ジュネッスが出るのは、ジュネッスブルーがオーバーレイシュトロームなどを使える暗喩かな。飛び散る羽は、31話の鳥からきているのかもしれないが、放映中ではノアイージスの暗喩ではないかとも言われていた。
そう言うことを考えると、ネクサスは面白いのに楽しみきれない作品と言うしかない。だから、色々想像できるのではあるが。ここにエピソードをはめ込む作業を実験しているが、面白いと言えば面白いし、足かせが多いなあと言えば多い。ただ、前半の姫矢のエピソードより憐のエピソードの方が書きやすい。長谷川圭一と太田愛のメインライターの違いなんだろうけど、それが自分の好みと一致している。だから、今やっているティガの外伝は、劇中の台詞を一切入れていない。ほんとに考えが合わないとしか言いようしかない。その割にどろっとしてるけれど、それはまた次の機会に狙いを書くことに。
あれこれやらずに、今の作品をきちんとやれとも思うが、あれこれ浮かんでくるので仕方ない。
そろそろこの手のジャンルは卒業かな、と思ってた矢先に放送されて、で、今でも戻ってこないままwwww
だったんで私もマックスの番宣に違う意味で鬱でしたね。
でも何だかんだとマックスも見てました。
でも確かにルシフェルは映像で見たかった。