2021年01月03日 (日) 18:55
【前回のあらすじ】 銀髪ツンデレ美少女は絶対正義だった。
~~~ 以下、一部脚色あり ~~~
編「長編化する上で、これはもうラブコメの鉄則と言ってもいいんですけど……ラブコメって、ヒロインと主人公がくっついちゃったら終わりなんですよね」
燦「身も蓋もないw 真理ですけどw」
編「はい……で、短編の方なんですけど」
燦「くっついちゃってますねぇ……もう結論が出ちゃってます」
編「まあ、そこはそれでいいとして……2人がくっつかない理由が必要じゃないですか。大前提として」
燦「ですね」
編「普通、こんな美少女が隣でデレまくってたら……行くでしょ? 健全な男子高校生なら」
燦「たしかに……ハッ、つまり氷室少年はサトラーだった?」
編「はい?」
燦「いや、こっちの話です」
編「? とにかく、氷室君にはそれでも行かない、なんらかの理由がいるんですよ」
燦「そうですねぇ……う~ん、今のキャラ設定だと難しい気がするので、いっそのこと主人公を別人にしちゃってもいいですか?」
編「いいですよ。一番分かりやすいのは、主人公をすごい堅物にしちゃうか、『夢を追い掛けてるから恋愛なんかしてる暇はない!』っていうキャラにしちゃうかですね」
燦「う~ん……どっちもなんか、ラブコメ主人公としては面白みのないつまらない人間になりそう……」
編「それか、今流行りのイキリ系主人公にしちゃうか」
燦「あ、読者に嫌われる主人公は書きたくないです。ヒロインだけでなく、主人公も読者に愛されてなんぼだと思うので」
編「そうですか……」
燦「じゃあ、こんな感じにしたらどうでしょう?」
~ 実際どうなったかは書籍のお楽しみ ~
燦「なんだか、ここまで来ると短編とは完全な別物と割り切って、ヒロインも別人に変えた方がいい気がしてきました」
編「それでもいいですよ」
燦「いいんですか?」
編「ええ、流行りに乗るのはやはり大事ですし……最近は、やっぱりお高い女の子が来てるのかなぁと思います」
燦「お高い女の子?」
編「隙が無い女の子と言うことも出来るでしょうか? 今回の場合ですと、全然手が届かなそうな女の子がロシア語ではデレている、っていうのがいいんじゃないかと」
燦「なるほど……短編のアーリャさんも十分リア充女子ですが、それをより手が届かない感じにする、と」
編「参考になりました?」
燦「はい。では新ヒロインは、コミュ障なせいで周囲からは高嶺の花のように思われてるけど、実際には内気でロシア語でしか好意を伝えられない女の子で行こうと思います!!」
編「お前話聞いてたか?」
燦「……さーせん」
編「練り直せ練り直せ」
燦「はいぃぃ!」
~ その後、アーリャさんキャラ変更すること実に3回(マジ) ~
次回:『書籍化秘話④ 全方向に土下座謝罪』に続く。
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はい。という訳で、主人公とヒロインが別人物に変更になりました。氷室将嗣くんとアリサ・アレクサンドロヴナ・牧さんには降板していただきました。
新主人公は久世政近くん。新ヒロインはアリサ・ミハイロヴナ・九条さんです。
2人がどんなキャラになったのかは、書籍をお楽しみに。