とまあ、久しぶりに地元のバーを訪ねた、都会に出たおっさんの気分です今の私。まあバーに通ったこともボトルキープしたこともないんですけど。そもそもお酒自体滅多に飲みませんけど。
はい、というわけで超久しぶりになろうで短編投稿しました。皆さん覚えていらっしゃいますでしょうか。そうです、ライトノベル業界という都会に出て行ったっきり、なかなか地元に帰って来なくなった薄情者。燦々SUNです。
おめぇら知ってっがぁ。都会っでのはなぁ、すんげぇとこなんだべ？　声優の人だちはみぃんなオシャレでキレーな人ばっがで、年末にある謝恩会ったらもんではうめぇもんいっぺぇ出てくんだべ。

……うん、自分でやっといて何弁か分からないけど、あんまりテキトーな方言やるとガチ勢に怒られそうだからこのくらいにしておこう。
実際のところ、そんな煌びやかな世界に触れられる機会は1年に数回だけですしね。数回あるだけ恵まれているんでしょうけども。
1年の半分以上は普通に会社員として働いているので、デビュー前とそんなに変わらんです。これ言うといっつも驚かれるんですけどね。お前まだ働いてるのか、と。ええまだ働いていますよ企業の下っ端会社員として。おかげで変に自惚れたり天狗になったりせずに済んでいます。周りから先生先生と呼ばれ続けてると、だんだん何か勘違いしちゃいそうですし。適度に会社で頭下げていないとな、と。

まあそんなわけで、兼業作家やってることもあってなかなかなろうに顔を出せないまま2年が経過してしまいました。
というか、ね。シンプルに、ロシデレ以外の小説が書けなくなりました。時間的余裕の問題ではなく、脳のキャパ的な問題で。
私、なろうで短編書きやってた頃は、アイデアなんていくらでも湧いてくるし書きたい内容なんて無限に出て来ると思ってたんですよ。実際あの頃はそうでしたし。
でもいざプロになって、マジで生活の一部と化すくらいにひとつの小説について考えるようになったら……他の小説のアイデア、出て来なくなりましたね。複数作品を並行で書いている作家さんもたくさんいることを考えると、むしろ私は小説家としてのキャパが少ない方だったのかもしれません。

しかしそんな私でも、久しぶりに書きたいネタが浮かび……ちょうどロシデレの方がちょっとスケジュールに余裕あるので、短編にしてみました。例によって長いですけど。1万7千字ありますけど。
ジャンルは……恋愛にまで達していないですし、割とノンジャンルっぽいので純文学ですかね。とある事故をきっかけに絵を書くことをやめた元天才少年が、天才美少女歌手と出会ってかつての自分を取り戻すハートフルなお話です。異論は認めます。
あっ、ヒロインの父親が外国人なのは偶然です。偶然ったら偶然です。うん、ガチでガチで。だたまぁヒロインの名前に愛称要素があるのは……うん、まあ、ちょっと、意識したかな？（目逸らし）
あ、先に言っておきますが、この小説に続きはありません。いつもみたいに、続編を短編で追加するようなこともありません。この短編で書きたかったのは、この主人公なので。こういう主人公を一度書いてみたかったんです。ラストで書きたいものは書けたので、私としては満足しています。続きは想像してください。想像は自由です。

んでは、書きたいものは書けたのでまたしばらくロシデレの方に専念しようと思います。また猛烈に書きたいネタが浮かんだら短編にするかもしれませんけども。
あ、応援のコメントや感想など送ってくださる皆さん、いつもありがとうございます。コメント返し出来ておりませんが、とても嬉しく読ませていただいております。
あ、それと最後にこれも言っておかないと……しばらく来ない間に、なろうのUI変わり過ぎじゃねぇ！！？