黄巾無双の波才って……。
2012年08月01日 (水) 23:07
 長いので注意です。最後に黄巾無双についてのお知らせがあります。


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 今日は町で出会った人と食事していたら、途中でお友達と称される方も参加。
 もう解る人は解ったと思いますが、うん。新興宗教の勧誘でした。

 内容をまとめると。
 ・日蓮様マジはんぱねぇ。
 ・ブッタが文献に残した救世主こそが日蓮様だ。
 ・うち、創価学会の金儲け思想に反論したら破門されて分離したところ。
 ・正しい行いと修行を行い、救われる必要がある。
 ・やれば世界全員が救われる。みんな幸せ。
 ・取り合えず、実家か今現在の住所と、電話番号とか教えて。大丈夫大丈夫、お金は一切もらわないよ。
 ・あ?何で帰ろうとするの。明後日にします?その僅かな時間に何かあってこれなかったらあまりにも君は救われないじゃないか!?

 ……走って逃げました。
 まず目がやばい。何がやばいかって言うと目がやばい。
 それにだんだんといらいらしてきたのか言葉遣いがやばい。
 
 でも逃げ帰って来てふと考えたところ、あれってうちの黄巾無双の美須々ちゃんの目なんじゃないかと思ったり。
 
 美須々
 ・主がいるから私は存在している。
 ・私の中心は主が定めており、この命すらも主のものである。
 ・例え救われなくとも、主が見てさえいてくれれば構わない。
 ・この命は捨て場所は全て主が定める。

 ……うん、きっとうちの美須々ちゃんは目がキラキラしていますが、そうとう濁っているタイプでしょう。

 よく臣下の誓いは美しいと言いますが、一般人からみれば狂気のさただと感じます。本人達自身は自分が救われて主なり主君なりの教えに基づいて生きていますが、それを理解できない者達から見ると気持ち悪いったらありゃしません。
 波才の美学や哲学だって、正常な人からみると相当狂って見えますよね。あれと同じです。

 たまにうちや他所の作品の感想で、『この作者自分に絶対酔っていて気持ち悪い』という感想をたびたび見かけます。
 それはやっぱりその作品が。作者の美学と正義と哲学、そして宗教に基づいて書かれているのではないかと感じます。

 何て言うか、もう二次創作以前にアニメやマンガ自体が宗教的な(神秘的な)魅力を持っているのかもしれないですね。

 元々人が神を形作った起源を調べていくと、『自分の考えが及ばない世界に恐怖する、または自分の力が及ばぬところに何かを見出す』ところに行き着きます。
 例えば『リリカルなのは』などを見ていくと、その魅力と面白さと理想と思想に感銘を受けるからこそファンになるのかなって考えたり。それをなのは信者と称する人もいますが、まさに『なのは』は神話的な信仰の対象と捉えてもいいのかもしれません。
 自分が及ばぬ世界の物語、理想の世界。そこで生まれる正義と信念と道徳を人は太古から宗教としてもりたたて来たわけですから。

 よく『転成もの』と言うジャンルを見かけます。あれも一種の宗教的意味合いをもちろん含んでいます。

 一つ目は生まれ変わり。
 今までの自分が無くなって、二次創作能力が備わったり容姿が美しくなったり。今までの自分を捨て去るというところがポイントです。
 目の前に神様が現れて、チート能力をくれるという意味合いは、宗教的に見て洗礼に位置するのではないかと私は考えています。なんせ洗礼の意味合いは、一度今までの自分と言う存在を殺し、洗礼をかけたものによって新たな存在に生まれ変わると言うものだからです。

 もう一つはギブアンドテイクの関係。
 これは専門的な用語では『贈与論』といいます。いわば神は信仰というものに対し、人が及ばぬ力を授けます。
 よく間違ったから転生させてあげるという展開を見ますが、これは神が人から生を受け取った事に対して、新たなる生を授けるというギブアンドテイクが影で成り立つわけです。

 転生ものはもっとも理想的で、最も宗教的考えが重い分、特に日本人は無意識のうちにそれを嫌がる傾向があります。ですから転生ものが苦手な人は、無意識のうちにその理想や設定に嫌悪感をいだくのかもしれません。

 ……まぁこういうことを考え直したり分、今回は良い経験になったのではないかと思います。みなさんも新興宗教には気をつけてね。

 何回も書きますけど、本当にあの人達は目がやばいですから。しかも自分が救われていると考えているために、他の人間までその世界に取り込もうとします。サイレンの屍人みたいに(あいつらって自分から見ると世界が楽園に見えるらしく、プレイヤーにも見せて上げようと殺しにきているわけでして)。

 私の友人Bで例えるなら……。

 「おい味の素!まどかマギカマジで面白いぞ!」
 「おい、FPSやべぇって!お前もやろうぜ!」
 「じょしらく最高!もちろん見るよね!」

 といったように、あの人達はそれを無理矢理押しつける傾向にありますから(私は友人Bのせいで、『まどか教』と『じょしらく教』に入信しちゃいましたが)。

 でも駅まで走っていて後ろを見たら、その人達が追いかけてきていたのにはマジでびびった。
 みなさんもそう言う人達には気をつけようね!味の素との約束だよ! 
 


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 さて、帰ってきたのが今なのです。ですから明日にガイドラインに従って黄巾無双を再開したいと思います。
 取り合えず、空白期間分の感想は忙しくて返せそうにありません。ですので再開したところから感想返しをがんばって生きたいと思います。すいません、感想は全部読んではいるのでが流石に終わった話題に返していくのはどうかと思ったのです。

 何人かの方が、これからなろうでの再開は危ないのでは?とわざわざ心配なさってくださったようですが、そうなったらそうなったでまた考えていきたいと思います。

 あ、それとタイでの修行について異常なツッコミを受けましたが。

 ・ヨガファイターやら海賊王になるつもりは一切ありません。でも今後魔法使いにはなりそうです(おい

 ・漢女になるためにいくわけではありません。自分は女の子が好きです、でも恋姫無双の方がもっと好きです。というか何でみんな味の素にニューハーフを薦めてくるの!?

 ・霞って苦行どころの話じゃないぞ!?
  普通に朝になるとお椀をもって托鉢にでかけます。村々を回るそうです。マジで手塚ブッタの世界です。しかも一日朝の一食だけです。

 ・お寺に電気水道は通っておらず、マジで森状態。井戸から水はくみ上げるらしい。

 ・一日ずっと自然(というか密林)の中で瞑想やったりぷらぷらしたり。よく自然治療法とかいって、森の中だと生命力が活性化されるとかいうけれどそれと似たようなものです。

 といったところでしょうか。しかし予防接種が効かない蚊がいるとか知らないんだけど、俺。生きて帰って来られたら、黄巾無双を再開したいと思っています。

 
コメント全8件
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ssk
2012年08月02日 16:46
私の所に来た奴は最後に「うちの宗教を信じれば幸せになれるのに」という捨て台詞を2回言って去って行きました。勧誘されて改宗する人って要るのだろうか?
アルテリア
2012年08月02日 07:54
あれ? 虫とか殺して平気なん?
アルテリア
2012年08月02日 01:49
ふぅ、危ない所だった…、味の素さんの演説に洗脳を受けて好きな作品の布教活動を始める所だった(爆)
まし
2012年08月02日 00:28
農村で宗教は社交の一環です。
盆の行事とか法事は近所親類の顔合わせの機会。
拓く小心者
2012年08月02日 00:25
おお〜、お帰り〜。
因みにニューハーフを薦められる理由は、若本fateを書いていたのが原因だと思います。

明日から忙しいという事ですが、休むことも忘れないようにしましょう。
黄巾無双は自分も面白く読ませていただいていますし、体調に気をつけてくださいな♪


棚方 仲太郎
2012年08月01日 23:56
祖父が熱心な創価人間だったせいか、その分裂宗教ってのに思い当たる節がある・・・・・・

自分には精々一周忌に読むお経が減るくらいにしか思ってなかったのですが・・・・・・なんかこんな遠い縁で話を聞くことになろうとは・・・・・・

分裂の経緯を聞いた限り、ぶっちゃけ創価もその分裂宗教もどちらも利益ほしくて別れたとしか思えないんですよね。

宗教はなんか触れる機会が多いせいか忌避感はないです。

天理なんか面白かったですよ。この贈与論そのものでした。・・・・・・ただあそこはあそこで軽く洗脳系だからなぁ・・・・・・

真言宗系列の供養に行ったらコミカルな供養作法集が渡されて、宗教はここまできたかと驚いたこともあります。

さすが宗教の大多数がパチモンの国日本。
RH
2012年08月01日 23:40
連載再開を楽しみにしております。
昼寝猫
2012年08月01日 23:33
蚊取り線香というのは基本的にカが気絶してるに近いですので落ちてるカは潰しましょう。また日本製(ヨーロッパ製はダメダメ)の薬剤の染み込んだ蚊帳というのがあるのですが目が荒いのに最強の強度を誇ります。
ラオス(隣の国)とガーナ(西アフリカ)で計六年かけて実証済みですおかげでマラリアにもほぼ罹らず済みました。アメリカ製の濾過器は珈琲の濾過器並みなので買わないように。
又タイは中心部は廃ガスがヤバイので気を付けてください。アーバンリゾートが表すようにタイに自然など周りの国々と比べると無いに等しいです。というのがほぼ農地になっているからです。グーグルマップ等を見ていただくとわかりますが森より田んぼの方が広いのではと思えるほどです。
なのでボーフラの繁殖が容易でカが非常に多く、また水にも気をつける必要があります。マラリアは本当に怖いです。
ペットボトルではなく水色のプラスチック製の水入れは汲んできた水が入っているだけの可能性があるので本当に気を付けてください。病院に関しては外国人向けの病院があるので電話番号をメモしておくといざというときに見せて連絡をとってもらえます。あるいは日本大使館の番号でもいいですね。
東南アジアは非常に楽しいことが多く寺院をまるでクリスマスツリーの飾りのアレのようなものでライトアップしたりとカルチャーギャップも面白いです。湿度100%越えとかいう「ここは水の中か!?」と突っ込みたくなるような事が平気で起こります。食べ物も美味しいので是非楽しんできてください。
元ラオス在住より