銀河連邦の終焉の紹介
2025年03月28日 (金) 09:41
「なぜ、連邦は滅びるのか?」
この問いが、私のすべての物語の出発点です。

世界史は、興亡の連続です。偉大な国家が築かれ、やがて疲弊し、分裂し、崩壊する。
その背後には、常に人間の意志があります。戦争と外交、経済と信仰、欲望と理想、そして「正義」と呼ばれるものの衝突がある。

私がこの物語を描こうと思ったのは、世界史の偉人たちの野望の終焉——
それらが、すべて「自分が正しい」と信じる人々の決断だったからです。

この作品『銀河連邦の終焉』は、そうした実在の人物たちを“原型”に据えながら、未来の銀河世界という虚構に置き換えた、架空の叙事詩です。
だが、そこで描かれるのは、あくまでも「人間の問題」です。
英雄とは何か。反逆とは何か。民衆とは何者か。正義とは、いつ、誰のものか。

本作では、政治・経済・軍事という現実的な問題に加え、文明の衝突や宗教、倫理、技術の進歩による支配構造の変質にも触れていきます。
私たちはどこから来て、どこへ向かうのか。
この作品は、スペースオペラの皮をかぶった「思考の劇場」であり、「現実の鏡像」でもあります。

この物語に登場するすべての人物たちは、それぞれの“正義”と“限界”を抱えています。
彼らをどう見るかは、すべて読者であるあなたに委ねられています。
時に共感し、時に拒絶し、時に迷ってほしい。
なぜなら——あなた自身もまた、何らかの“帝国”の中で生きているからです。

あなたの正義と、彼らの正義が出会ったとき、
この物語は本当の意味で“始まる”のです。

さあ、虚構という名の真実の中へ。
銀河の果てので、お会いしましょう。
月に1回は書いていくようにします。
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