2020年04月18日 (土) 12:09
「真実の愛をください」に評価、感想、ブックマークしてくださった皆様、ありがとうございます!
別の話を書いている時に思い浮かんだネタがまさかの日刊一位となり、驚くと同時にとても嬉しいです。
思いがけずたくさんの感想をいただき、個別に返信するのが大変なので、失礼ながらこちらでまとめてお返事させていただきます。
設定としては、メイヴは生粋のお嬢様である、というのがまずあります。
人に対して「死ね」という言葉は使いません。そういう発想そのものがないのです。
幼い頃は言われるがまま純粋に浄化をしていました。
が、これやばくね?早死にまっしぐらじゃないかと疑問に思い、他に浄化師がいないのか探します。市場調査です。親も金の卵を産む娘に早死にされたくないので何も言いません。
そこでメイヴは現実を知り、本当なら高給取りであったことに憤慨。
ぼっちのメイヴは他人の話に加われないので噂話を聞くのみ。そこそこ年齢がいけば必ずある、病気やダイエットの情報も得ます。王太子の婚約者に選抜されてからはどういった女がもてないのかも理解します。
呪われた姫扱いで性格が捻くれ曲がったメイヴは、それでも育ちが良かった。結果、せいぜい困りやがれ!と呪いをかけたわけです。ねちねちと。
一応この世界に魔法があるので、ワキガや口臭、水虫も治せます。が、そもそも呪いなので解かない限り再発してきます。
呪いを解く方法は真実の愛でキス。これはお約束です。メイヴはまさに「呪われた姫」というわけです。
悪意は呪いである、と書いてある通り、王太子や浮気相手は知らず知らずのうちにメイヴを呪っていました。因果応報ですね、巡り巡っちゃってます。
思いついた当初は異類婚姻譚めいた、キスでお姫様の呪いが解ける話だったのですが、どういうわけかお姫様が呪ったあげくキス待ち。本当になんでこうなった!?です。
コロナ騒動で大変な時ですが、少しでも皆様に楽しんでいただけたら嬉しいです。
江葉