嬉しいニュースと悲しいニュースがあります。
どちらから聞きますか？

――――そんな問いかけをされたような、心がジェットコースター状態にゆすぶられた週末でした。



まずは嬉しいニュース。
前回の活動報告で行きたかったと言っていたデビュー前のアイドルCiON（シーオン）のライブで、メジャーデビュー決定の発表があったそうです。
Ｗボーカルとユーフォニアム、サックス、ピアノの5人のグループ。
初期からいるのはボーカル二人で、楽器のメンバーは何度も入れ替わり、今の形に落ち着きました。
なぜか北関東出身が多くて、ユーフォニアムが群馬、ピアノとサックスが栃木で高校の同級生だとか。
メジャーは昨年一度ぽしゃってからの再起でした。

このグループは結成からが結構長くて、今年で9年目だったかな？最年少ボーカルの子が去年高校を卒業したのですが、結成当時はなんと9歳。もう一人は高校生だったんです。
私は今のスタイルしか知らないのですが、昔の映像を見るとボーカル二人が幼くてびっくりします。一人は小学生だもんね、そりゃあ幼い。
まるで仲のいい従姉妹みたいな雰囲気のボーカルさんたちです。

昔からアイドルに疎かったから、メジャーとインディーズの違いもつい最近までわかってなかったし、地下アイドルって何？って感じだったんですけど、ある元アイドルの女性が某オーディション番組を応援した後自身を振り返り、『たくさんの大人たちにサポートされた環境を当時の自分が見たら羨んだだろう』と言うことを書いていらっしゃたのを読んで、なんとなく差が分かりました。
道をお膳立てされた中での努力と、何もない中で自ら道を作るのは大きな違い。

そんな子たちがメジャーデビューというのはめでたいですし、ようやくここからスタートなんだなという気持ちもあります。
書き手の方の書籍デビューの時と同じような気持ちで祝福を送り、ファンの力って大きいなとここ数ヶ月感じたりもしました。
いつかライブも見てみたいなぁと思うのです。


で、前回私は
＞ライブなどの経験談など、よかったら教えて下さいね。
と書いています。

これ実は、主にある方に向けた言葉でした。
ライブについて教えてもらえそうな人と考えて真っ先に浮かんだ、シーオンと同じくらいの時期からここで活動をしていた彼女。

ここを見て反応してくれたらいいな。
なかったとしても、そろそろ落ち着いたころかもしれないから、時機を見て色々教えてって言ってみよう。


――何にも知らずにお気楽に、あの時はそんなことを考えていたんです。


だって、いなくなるなんて微塵も考えてなかったんですもの。
お休みをしていても、きっと見てると思っていたんです。ご主人に注意されながら、こそっと覗いてるんじゃないかって。
お返事しなきゃなんてプレッシャーをかけたくないから、あえて声はかけずにいたのに。

完全に個人的な話ですが、今年に入ってから聞く3人目の訃報でした。
今年ってまだひと月半しかたってないいんですよ？
同級生や学生時代のバイトの先輩……そして……。
みんな、全然そんな年じゃないじゃない。

よう子さん。
私がなろうで活動するようになった2018年からの付き合いでした。
6年半……そんなに経ってたんだ……。

知り合った頃は結構な期間、私を20代の男性だって思っていましたよね。全然違ったーって笑って。
私がよその活動報告にコメントできなくなったのを、事情を知ってるがゆえにずっと心配してくれて（これはいまだに改善できてないの。ごめんね。時々頑張って書いてますが、まだ眩暈を起こすことがあります）。

結婚した時期が割と近くて、ちょうどそのころの行動範囲の話をしていたら、ニアミスしてた可能性が高いなんて話したり。

創作では、現実恋愛が好きなよう子さんとファンタジーばかりの私で、好みが全然合わなくて（苦笑）
なのに仲良くしてくれて、本当にありがとうございます。

前々回のネトコン一次通過発表の時は、一番におめでとうが言えて嬉しかったですよ。
一気に見たから何が通ったのかまでチェックしきれてなくて、「なんだった？」って聞かれても当時はアクセス集中が原因の表示困難で確認できず、
「ひとつは二十歳ってついてたと思います！でも通過は確実。おめでとー」
としか言えなかったのに対し、
「えええー！？！」
って驚いてましたね(*ˊᗜˋ*)一緒にお祝いできて幸運でした。


よう子さんが主催しようとして叶わなかった企画を、楠結衣さんが立ち上げてくれましたよ。
企画概要はそのままに、日程だけ3/14～3月末となっていますが、よう子さんに届けたい方は期間終了後でもタグをつけて大丈夫。
くわしくは楠結衣ꕥ「一直線に溺愛」「推しを溺愛」コミカライズ決定様の活動報告をご覧ください。

バレンタインの恋物語企画 ←クリック！↓検索


よう子さんらしい企画と、結衣さんの作った可愛らしいバナーがマッチしています。




最後に、よう子さんに今まで贈ったバナーをご紹介します。
作品へリンクも貼ってありますのでよかったらどうぞ。



「地味系JKライフには黒縁眼鏡は必需品？！」

よう子さんも主催者の一人だった『眼鏡娘とコンタクト』企画参加作品。
AIイラスト生成メーカーであるMakeGirlsMoeでキャラを作り始めたころのもので、とにかく清楚なヒロインってイメージにこだわりました。
フリー素材とミックスして作っていますが、まだ手直しも下手で、眼鏡も浮いてるのが心残り。今ならもっときれいに作れるのにな。



「君といた夏」

幼馴染の二人が夏祭りに行くお話。
じれったくて、せつなくてもどかしい。
そんな青春の一コマの物語です。

絶対この二人はシルエットでした。ほんのり一瞬の花火の光に照らされてる感じ。
近いのに遠い……。
でも彼女の浴衣に描かれた「赤い朝顔」が象徴的で、それをしっかり入れたかった。
読み終わった瞬間にイメージが結ばれましたが、ちょうどいい素材がなく、組み合わせてもしっくりこなくて試行錯誤。やっと納得のいく出来になったので贈らせていただきました。

赤い朝顔の花ことばは「儚い情熱」だそうです。



「セカンド・ラブ　～春風が運んできた恋心」

卒業したクラブの先輩が忘れられないでいる杏。そんな彼女に幼馴染の恭平が「つきあってくれ」と告白するのですが……という物語。

たまたまツーショットになっていた写真に、こっそりハートの落書きしてピンナップボードに飾ってる。
そんな感じで作成しました。
ハートの落書きしたのはどちらかな？( *´艸`)

構図にめちゃくちゃ苦労しました。偶然ということで、カメラを向けられているとは気づいていない二人の視線の向き――というのがこだわりの1つです。


最後に、何日もかけてこれを書きながら作ったものもお披露目させてください。


「碧いおもちゃ箱」シリーズ第十弾。[愛あらば微笑まん]


もうお届けすることはかないませんが、よう子さんといえば「詩」。
最後に投稿された詩のイメージから膨らませました。
私にとってはかなりレアな自筆イラストです。色塗りも最初は細かくしてたんですけど、全部消して線も太く、あえてざっくりした感じにしました。

次に追悼の意を込めて作ったコラージュ。
（左右に置いたのは小道具）



よう子さんのイメージで色々思いながら貼り合わせていくのは、思いのほかセラピー効果がありました。

最後にバレンタイン企画のイメージで。



↑で使ったスケッチブックでは今一まとまらなかったため、折り紙サイズのデザインペーパーを土台にしたコラージュです。

-*-*-*-*-*-*-
（大丈夫。今日はぜったい素直になれる。大丈夫大丈夫だいじょ……）
「よっ。休みの日に呼び出すなんて珍しいじゃん」
　上から降ってきた声に大きく心臓が跳ねる。
「髪型も違うから最初わからなかったよ」
　ニッと笑った彼の額がうっすら汗ばんでるのは、急いできてくれた証拠だと思ってもいいのかな。
「で、どうした？　なんかあった？」
「えっと、あのね」
-*-*-*-*-*-*-


作りながらそんなイメージが浮かんだので、バレンタイン企画でお届けできたらなと思います。

現実世界恋愛ジャンルは不得手ですが、こちらともう1案浮かび、どちらも枠は決まりました。
いつも一番苦労する名付けもできてるから、あとはもう少し詰めて書くだけです。
あなたに届きますよう、心をこめますね。

それでは今日はこの辺で失礼します。