2018年12月25日 (火) 21:17
今までにこの「小説家になろう」では3つ小説を書いてきました。そしてやっと4作目が完成しました。
舞台は2000年代前半からおよそ現在まで。三宿、中目黒、渋谷という狭い地域の中で、10年間も同じ女性に恋をしていた男の物語です。
もちろんフィクションですし、設定や登場人物などは創作です。しかし題材は僕とある友人の恋愛経験です。正直、とてもパーソナルな部分も描いていて、本当にこの物語を書いて、皆さんに楽しんでいただけるのかと迷いながら書きました。しかし、僕や友人のここまでの人生(ちょっと大袈裟ですが)を描くことでこそ、いわゆる「僕らの世代の小説」ができるのではないかと考えて執筆しました。
モチーフは恋愛ですが、完全なる恋愛小説ではありません。主人公は夢を追っていて、青年期から壮年期にかけての夢の変遷も描いているので、青春小説でもあります。ここも自分としてはけっこう書くのがしんどいところでもありましたが、そのしんどさが、主人公の痛みに変わり皆さんに何かを感じていただけたらと思っています。
恋愛と青春。そして世代感と地域性。自分が今まであったらいいなと思っていた「僕らの世代の小説」を描けました・・・と胸を張って言えるわけではないですが、近いものは描けたかなと思っています。
よろしければ読んでいただけると嬉しいです。