2023年11月26日 (日) 22:41
皆様お久しぶりです!雨音AKIRAです!
ほとんど皆様のところに顔を出していないのに、いまだに構ってくださる皆さまには感謝感謝の雨音です!<(_ _)>陳謝
さてさて☆今日の割烹は勿論イラスト交換企画の話題。
今回ご紹介するのは絵師側で描いた2枚。作者側の方も既に2枚いただいておりますが、実は絵に合わせてSSを書いたので、最後の1枚を受け取ってから一緒にSS内に入れてご紹介しようかな~と思ってます。
短いお話にまとめて割烹で……と思ってたんですけど、まぁフツーに1万字を超えちゃったので、うらばらの方にアップしてリンクを張る予定。
てことで絵師側で描いた方を先にご紹介☆(*´▽`*)
テンプレで書いた記事以外に、割烹の方では裏話も掲載しますんで、どうぞ楽しんでってください。
企画の組み合わせはこちら↓
①初心者ウェルカム部門
11.【絵師】
ひだまりのねこ様 ▷【作者】雨音AKIRA
12.【絵師】雨音AKIRA ▷【作者】
紀ノこっぱ様
②中級者バッチコイ部門
13.【絵師】
柴野いずみ様 ▷【作者】雨音AKIRA
01.【絵師】雨音AKIRA ▷【作者】
茂木 多弥
③上級チャレンジ部門
07.【絵師】
知様 ▷【作者】雨音AKIRA
08.【絵師】雨音AKIRA ▷【作者】
志茂塚 ゆり様
◆茂木多弥様へのイラスト◆
さてさて。オネェな聖女に悩まされるエドガー君の作画です。
↓前回はこちらのラフまで
↓線画を引きました。
実はこの線画、例の新しく買った持ち出し用のノーパソでの作画で、コメダで描いてみたんだ(いや、場所とかどうでもいい)
ノーパソで描いてみた感想としては、ものすごく描きづらいってこと。思い通りの線を引くのに何度も描きなおしたので、線画のような繊細な作業にはあまり向かないかな。筆圧感知とかもワコム製のタブレットに比べると弱いし、まぁそこはしゃーないんですけど。
でも外で作画できるというメリットはでかい。小説の執筆とかもそうだけど、家よりも外の方がはかどるタイプなので、気分が乗らない時とかにカフェで作業できるようになったのは嬉しいね。
つーことで外での作画は、塗りの工程とか、パースを使った背景の線画とか、作業をある程度限定してやるのがいいかも。
↓お次は塗りの工程。
今回は白黒で陰影をつけてからオーバーレイで一気に色を塗る手法をやってみようということで、白黒で彩色。
コメダから自宅へと戻り白黒でぬりぬり。家に帰ったけど作業はノーパソの方でやってみた。う~ん、白黒だと塗り心地がいつもとどう違うかよくわからん。
↓オーバーレイで色を重ねてみた。
これで正解なんだろうか……?作画本で読んでこの手法やってみようと意気込んだはいいが、迷走。ムズイなぁ。
↓色味とかもろもろ調整
光の効果とか色の調整をした後はこんな感じ。
先に白黒で明暗を付けてオーバーレイで一気に彩色!これで作画の作業が楽に!ってのを目指してやったはいいけど、調整に時間がとられていては意味ないのでは?と思わなくもない。
けど背景の小物とかの色分けとかを考えると、確かにアニメ塗りでの作業よりかは短縮しているのは事実かも。背景の物量が増えると大変だしね。人物の方はいつものやり方の方が早いかもな~とは思った。人物がやっぱメインだから白黒ではできない細かな調整って大事だし。そこはまぁ慣れもあるだろうし、この手法を何度かやってみて要検証って感じ。
↓陰影の調整と仕上げ効果を入れて完成。

レイヤーのコピーを結合後、ぼかしの強を入れる。茶系の色で点描のスプレーを全体にかけて乗算で合成。これでレトロな写真風に。
最後にイラストの端を薄くするフィルターをかけて、少し色あせた感じが出れば完成。
おおー、何とか完成したよ!色を入れ始めたあたりから記憶がないんだけど完成できました!( ;∀;)
絵のお題も自分的にはチャレンジングなものでしたので、作画についてもあれこれと挑戦させてもらいました。茂木様には本当に感謝感謝です!
決まり切ったやり方を打破して新しい道を切り開くのは、難しさもあるけれどそれ以上に自分にとって得るものが大きいですね。めちゃくちゃ一皮むけた感じ。
茂木多弥様☆描かせていただき本当にありがとうございました!
◆志茂塚ゆり様へのイラスト◆
お次は志茂塚様のとこの動物に愛される好青年です。
↓前回はこちらのラフまで
↓今回は厚塗り
エドガー君の彩色にてこずったので、手慣れた厚塗りがしたくなったのだwてか革鎧厚塗りしたい。
線画の下に下色のレイヤーを重ね、配色確認。作者様の元のイラストがあるから、色に悩むことがないのでサクサク進みます。
↓レイヤーを合成
ラフの線画と下色のレイヤーを合成。線画はラフのままだけど、塗り込みも同じレイヤーでやるので問題なし。
更に別のレイヤーを乗算で重ねて影色を塗って、おおざっぱにこんな色かなってのを置いたらこれも合成。影色は自分で作るよりも乗算で重ねた方がしっくりくるので、この色を参考にして本番の塗りを開始します。
↓イケメン顔の完成。
顔が先に決まってた方が、モチベーションの維持に役立つと思うんだよね。このイケメンを描き上げるんだから、変な衣装は着せれないし、変な背景は描けないぞ!っていう脅しというか……w
ラフ画をそのまま修正して厚塗りをしていくのも、何枚か描いてきたので随分と慣れました。以前はアトレーユさんのお顔が別人になっちゃってましたけど、今はラフの雰囲気を残して作画できるようになってきたんじゃないかな~と思う今日この頃。
↓人物の塗り完成
人物がほぼ塗り終わりました。マントの裏側は別レイヤーになっているので、今は非表示状態。
撮影したのが背景とか塗り出してからだから、なんか右上にスプレーの残りが……。
背景の下塗り。小動物にお昼ご飯を分けてあげているので、森の中のイメージ。ちょっと画面が重めだけど、木洩れ日とか入るとまた雰囲気変わるので、配置と配色確認。
ちなみに最初はリスを描いてたんだけど、木も茶色だし、キャラの鎧も茶色で色が被りまくってるので、鳥に変更。
鳥の色もちょっと悩んだんだよね。青とか柄を入れたのとか。でもこの背景だと白がいいかな~と思って白に決定。
光と影の効果を入れて、この陰影を参考にして背景を塗りこみます。厚塗りの時はほぼ1枚のレイヤーで塗っていくので、明暗が分かってた方が塗りやすかったりするのだ。

一番手前の木を塗り込み。蔦が這うとそれっぽくなるじゃーん!(内心めちゃくちゃ安心しているw)
ただちょっとこの時点でキャラの位置のバランスが悪いことが気になり出す雨音。視線が画面の右側にあるからか、全体的に右寄りな感じがするな~。小鳥も右側だしな~。

ってことでえいやっ!と、キャラを少し左下にずらしました。左に持ってくることで左右のバランスが取れ、下よりになったことで安定感が増すような気がする。……多分。
線画の時にもバランスを見てたはずなんだけど、背景と色がついて絵の重みが増したことによって、バランスが悪くなったんだと思うんだよね~。これは背景入りのカラーラフを確認せずに突き進んだ自分が悪いのだけども。
背景の足りない部分を追加で描きこみ。ちなみに背景の方が人物よりもレイヤー分けしてあるんですよ、実は。
一番奥にある薄い水色の層、遠景の木々、中景の木々、木の葉っぱ、手前の木、地面、岩、蔦、草などなど。え、めっちゃレイヤーあるな背景w
あとついでに小鳥も描きこんでます。

レイヤーのコピーを結合して仕上げていきます。
結合したレイヤーをガウスぼかしでぼかして、さらに複製。1枚はソフトライトで合成。もう一枚は少し色を薄くしたかったのでスクリーンで重ねました。
これで一応完成。……にしたんだけど、ちょっとスクリーンが強くて薄くなりすぎてますね。作業しているPCの画面だとさほど気にならなかったけど、こちらにアップしてからちょっと薄すぎるな~と気が付きました。あとで修正してます。

修正前に、色味を変えたバージョンの加工もしてました。
夕焼けのグラデーションをソフトライトで重ねてます。これはこれでかっちょイイですね。

更にグラデーションマップのレイヤーを作って、夕焼けのグラデーションのレイヤーにクリッピング。普通の重ね方と違って、夕焼けのグラデーションの変化をベースにしているので、画面の左上、真ん中、右下で色に変化が付いてるはず。
こういうグラデーションマップの使い方、今回が初なんですけど、色々使えそうだよねこれ。
こんな感じになりました。色味の変化が面白いですね。あと赤が鮮やかになりました。

ノーマルのと比べるとよくわかるかな。
トリミングバージョン

小鳥に愛される青年。
さてこっからが薄くなり過ぎたやつの調整分です。画像をアップしてからも調整が入るのは、毎度のことなんで、致し方なし(;´Д`)
↓明度調整分
↓明度調整分(色味調整)
↓明度調整分 (トリミング)
↓明度調整分(色味調整・トリミング)
↓明度調整分(トリミング2)
↓明度調整分(色味調整・トリミング2)
てな感じで完成です!
ひ~、何とか全部門絵師側で描き終わりましたよ!ここ数年は仕事の繁忙期と丸被りでどうなることかとひやひやするんですけど、おかげで計画性がすごく身についてきてるなぁと思う今日この頃。
超絶隙間時間を活用して絵を描いているんで、以前ならこんなやり方考えられなかったな~と思います。何ならPC故障したおかげで仕事の休憩中にも描ける環境にもなっちゃったから、益々細切れでの作業が増えること間違いなしwまぁそっちの方が自分の性に合ってるとも思うので、結果オーライですわ。
てことで次回は作者側でのイラストのご紹介となりますんで、楽しみにしててくださいな。SSも読んでくださると飛び上がって喜びますw
それでは皆様良い一日を☆
コメントありがとうございます(#^.^#)
全然仕事の休憩中に創作活動してますよw仕事してるときに絵が描きたいな~とフラストレーションがたまることが多いので、以前から鉛筆での作画練習とかしてました。ただ本番用のデジタルのイラストの作画ができなかったので、「帰ったらあの作業やろう」と思ってても、仕事が忙しくてできないことが多かったんですよ。それが休憩の10分とか15分とかでできるようになったのは嬉しいですね。昼ならまだ疲れもそんなにないですし、リフレッシュできたおかげで休憩後の仕事もはかどりますしいいことづくめだと個人的に思ってます。
塗りの違う絵を楽しんでいただけてよかったです。作画本をあれこれ買っては読むのが好きなので、こんなやり方あるんだ!と目からうろこが出たものはとりあえず試してみようと思ってます。でも本だと簡単そうに見えてもなかなかうまくできないですね。慣れとか必要なのかも。
蔦の作画は確かに大変そうに見えるかもですね。でも近づいてみるとそんなに細かく描いてるわけでもなく、ちょちょっとブラシでそれっぽく色を置いている程度なんですよ。
厚塗りに関しては、慣れると結構楽しいです。必要なのはペンの横のボタンをスポイトの機能にすることと、自分に合った厚塗り用のブラシを見つけることかな。色と色が混ざったところをスポイトで拾いつつ作画していく感じで、パレットにいちいちペンをもっていかなくて済むのでそれがすごく楽で楽しいんですよ。最初に使いそうな色を影色を含めて下塗りで置いておいて、塗り込んでいく際にその色を混ぜつつ色を拾って描いていくので、レイヤーを分ける手間もないのでその辺も非常に楽。
たんばりん様の画風での厚塗りも面白そうですね。ただ線画と厚塗りの両立は難しいようなので、その辺の調整をどうするかが、腕の見せ所というか絵師の個性が現れるところかも。UPされるのめちゃくちゃ期待して待ってますw