2017年04月17日 (月) 18:28
この度、『呪術師は勇者になれない』の書籍化が決定しました。
レッドライジングブックス様にて、刊行されます。来月の5月に発売予定ですので、どうぞよろしくお願いいたします。
というワケで、まさかの二度目の書籍化です。
正直、一番驚いているのは私ですね。だって呪術師、まだ連載初めて一年も経ってないですし、ポイントも黒の魔王と比べれば雲泥の差です。こんな状況でも書籍化の話がくるとは……まさに、なろうの書籍化ラッシュの恩恵ってやつでしょうか。
経緯はどうあれ、私にとって『呪術師は勇者になれない』は長らく温めてきた作品で、思い入れも相当なものです。書籍化の話が来た時は、驚きはしましたが、迷うことはありませんでした。こういった誘いが来るということは、それだけで自分の作品が認められたと嬉しく感じますし、ありがたいことだと思っています。また、書籍になることで、より多くの読者に私の作品に触れてもらえれば幸いです。
ところで、今回の書籍一巻には、何と店舗購入特典のSSがつくことになってます。SSなので短い内容ですが、全て書き下ろしで、店舗ごとに内容は異なります。
ここだけの話、SSは2000文字程度でお願いします、という編集さんからの依頼を、何故か十倍の2万文字だと勘違いして、
「すみません、かなり締切が厳しいですが、何とかやってみます・・・」
と物凄い弱気の返事をしてしまったことは、ここだけの内緒話です。お前、2万文字ってワードで約20ページだぞ、それを五本書くって、100ページ分かよ!? とか割と本気でビビりましたが、無事に2000文字×5本のSSは一週間くらいで完成しました。店舗特典SSは、ありまぁす!
というワケで、オマケも含めて、どうぞ『呪術師は勇者になれない』第一巻、よろしくお願いします!
実際に手にとって近くで見て思ったのですが、表紙にしても挿絵にしても、巨体な双葉ちゃんの存在感や迫力が出ているのが良かったです。
レッドライジングのサイトでは白背景が余白なレイアウトに見えるせいでしょうか、サイトで見た時よりも巨体の存在感や迫力を感じますね。
特典のSSは、やっぱり小太郎の最大の武器は考える事というのがよく伝わってくる内容でしたね。調子に乗って活き活きとしてる小太郎も中々微笑ましくて良かったです
あと個人的にも、黒の魔王も呪術師も、1主人公を軸とした群像劇モノだとも思ってますね
黒の魔王も呪術師も、主人公含むメインキャラ達もサブキャラ達も、どちらも魅力的で活きているキャラがとても多いですし、
主人公周り以外は、要所要所の描写かあらすじ的な描写しかないと言っても、それなりの頻度かつ文章量にもなっていますし、
一から十までの描写がないだけで主人公達以外の描写がない場面でも、それぞれのキャラにそれぞれの思惑があってそれぞれ動いているというのが伝わってくるんですよね
そういった部分から群像劇にも見えるんじゃないかと思います
まあ群像劇というより、群像劇的な長所や魅力を取り込んでいる作品という方がしっくり来ますかね