2023年11月17日 (金) 20:24
久々の告知です。
12月1日の18時より「奥多摩古民家茶カフェあかしや〜座敷狐とおもてなし〜」を公開します。
初日に2話。翌日から毎日更新で、最後まで予約投稿済みです。
カクヨムでも同日より同じ内容で更新します。
こちらは二年前に公募に出した原稿で、講評をいただいて反省点も多々あり、1から書き直して公開したいなと思いながら、なかなか手がつけられないままでした。
先日、なろうで多くの誤字投稿をしてくださった方がいらっしゃって、ありがたいなと思いつつ同時に気づいたのです。
公募に出す前に、私を応援するためにと、相方が誤字脱字の校正をしてくれました。
恥ずかしいくらいの大量の赤字を丁寧に書いてくれたおかげで、かなり誤字は減ったと思うんです。
1から書き直したら、相方の努力が消えてしまわないかな?と思ったので、公募に出したそのままの原稿で公開することにしました。
キャラ文芸の公募に出してるので「縦書きで読む」ことを前提に書かれています。
ウェブで読むには、改行が少なかったり、出だしが重かったり向いてない所もあるかもしれません。
「古民家カフェあかしや」は第5回書き出し祭りに出したのが最初で、あれはもう何年前だったか……。
好評だったから連載したいなと、キャラ文芸をたくさん読んで研究し、短編連作形式の書き方を勉強し、奥多摩に取材まで行って、プロットが苦手なのに作ってみたり。
練って、練って、練りすぎて、迷走した所もあるのですが、それでも私らしさはどこかに残っていると思います。
具体的にはお茶愛ですかね。
あやかし物を色々読んでいて、最近の作品は都会にあやかしが住んでいたり、あやかしがスマホやインターネットを駆使したり、ハイテクな作品が多いなと思ったのですが。
「人間らしくなりすぎたら、あやかしの魅力がないのでは?」と言う気持ちもあり。
私が好きなあやかしものと言ったら「夏目友人帳」だったので、山の中で素朴に生きるあやかしがいいなと思って。
でも私は都市で生まれて都市で生きて、祖父母もいないので、田舎を知らなくて。
どうしようかな……と悩んだ時、近場の山に取材に行けばいいじゃないかと気づいて、奥多摩に行きました。
奥多摩に行けば行くほどその魅力に取り憑かれ、書きたいことがいっぱい増えました。
「お茶」「あやかし」「奥多摩」それぞれの要素をどう混ぜて、短編連作形式にまとめるかで、すごーーーーく悩みました。
それぞれのネタは十以上あって、それをどう組み合わせて公募の10万文字に収めるのに苦労しました。
10万字で1巻としたら、ネタだけなら2巻、3巻と出せそうなほど考えましたが、根本的な部分で問題があるので、続編は書かないかなと言う気がしてます。
1点だけ、カクヨム版となろう版で違うところがあって。カクヨムはカクヨムコンに参加しようと思っているのですが、カクヨムコンは10万字以上という条件があって。
公募で書いた原稿は9万字ほどで足りないんですよね。
ただ既に書いてある原稿に手を入れたくない。
だから10万字を超すために、追加エピソードを書いて載せる予定です。
だいぶ蛇足感があるので、なろうではキリの良い、公募原稿のままにしようかなと思ってます。
公募を意識したので、今までの私の作風とはだいぶ異なりますが、少しでも楽しんでいただけると嬉しいです。