透明な空気間

見えないんだよな

空気

だから

安心しきっている

仮に

空気が

見えたなら

なんだか

重苦しくなるよね

見えないものに

支えられている

人間

傲慢には

なっては

ならない

おかげ

おかげを

思いだすのだ

空気のおかげ

太陽のおかげ

雨のおかげと

さまざまな

支えが

人間を

守っていることに

気をくばる

必要がある

傲慢が

当たり前と

自己主義に

変身してしまっていり

人間たち

危険なんだよな

めちゃくちゃに

やりだすから

もう少し

人間たちは

生かされていることを

自覚しなさいと

言いたい

なんだか

自分ひとりの力で

生きている

動かしているような

とんでもない

錯覚に

陥っているからだ

人間全員が

偉人でも

なったかのような

振る舞い

謙虚な部分が

見えるか

表面づらは

善人ぶって

中身は

心が

真っ黒

暗黒大王なんだよ

いつから

人間は

表面だけしか

表されなくなったのか

不思議だ

そのような

人間は

本当の自分なんか

見たこともないだろう

防御スーツを

しっかりと

着込んで

わたしは

本当の心は

見せませんよと

拒否

なんでもかんでも

拒否

利益になることは

大賛成

しかも自分だけの

だから

利益に

ならないことには

見向きもしない

ふざけた人間が

増殖したもんだな

ことごとく

嫌になる

だから

わたしは

人間が

大嫌いなんだ

もっと人間を

きちんと演じようよ

もう

ふざけている

場合じゃないと

真剣に

思うのだが

人間たちは

知らん顔で

自己主義に

いそしんでいる

情けない人間たち

これで

良いのかと

心底感じる