『金の星』のあらすじ紹介させていただきます!
2017年05月27日 (土) 11:59

『金の星~インカ終焉の女神~』

復活早々、たくさんの方にご覧いただきまして、誠にありがとうございます!
1年も間があるのに、皆さん覚えていらっしゃるのかしら?
ちなみに私、忘れている箇所が多々あり、何度も見返してやっと書いている状態です。
チラ見で去られた方も多いでしょうが、以前から読んでいただいていた方には、こんなに間が空いて、よく分からなくなっていたら申し訳ない!

そこで、これまでのあらすじを書きました!
参考にしていただけるとうれしいです。↓

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第一章 出会い

少女クイに両親は無く、都外れの屋敷で伯母に育てられている。貴族の身分であったとされながら、伯母はクイに屋敷の壁みがきをさせ厳しく躾けていた。クイは生まれた時から肌の色、目の色、髪の色が、他の人と異なっていたため、伯母はクイにかつらを被せ、他の人の目に触れないようにしていたのだ。
外に出ることも許されていなかったが、あるとき屋敷に忍び込んだ少年クッシリュに出会う。クッシリュに連れられて屋敷の外の世界を知り、武術を教わる。
しかし楽しいひとときも短く、クイの知らない間にクッシリュは遠い北の地方へと越していってしまい、会うことも無くなってしまった。

第二章 傾国の兆し

 首都クスコで異変を予告するような現象が起き、人々は不安を抱く。
 時を同じくして、クイは初潮を迎え成人となる。しかしクイの祝いに駆け付けたのは両親ではなく、父の異母弟であるワスカルという青年だった。ワスカルは高齢の伯母からクイの後見を引き継ぐ。クイは、父がワスカルに託したという『コリ・コイリュル(金の星)』という正式な名をもらう。
 ワスカルは都にコイリュルの住まいを用意する。その屋敷は、クイの本当の父であり今は北に居るという皇太子ニナン・クヨチのものだった。コイリュルは伯母の屋敷で親しくしていた飯炊き娘のパパリャを連れて、ニナンの屋敷に移る。

第三章 太陽を喰らう影

 時の皇帝ワイナ・カパックが崩御。相次いで皇太子ニナン・クヨチも死去するが、帝国は首都クスコを中心とする勢力と、北の都キートを中心とする勢力に分断されつつあり、北の勢力は皇帝と皇太子の死をクスコ派に伏せて、皇子アタワルパを次期皇帝に推そうと目論む。ニナンの次に皇位継承権を持つワスカルは、これを知ると怒り、強引に戴冠する。そして北の勢力に警戒を強める。ワスカルは戴冠の祝宴で、コイリュルを自分の娘として公表してしまう。
 父ニナンの屋敷で初めて自由な暮らしを手に入れられたコイリュルだったが、父の死によって今度はワスカルの姉であり、北の武将の未亡人ラグア夫人の屋敷へと預けられてしまう。
 親友パパリャは、実は北の異民族カニャーリの王女であった。ワスカルが異民族の使役を禁止したため、パパリャはカニャーリの自治区へと帰されてしまう。しかし秘密の道を通ってコイリュルに会いに来る。コイリュルにはそれが心の支えだった。

第四章 邂逅とさだめ

 北の海岸に、見たこともない風貌の異邦人が現れ、現地では彼らの侵入に警戒を強めていた。指揮を執るアタワルパのもとに、ワスカルから皇帝への拝謁を欠いていることを咎める趣旨の報告が届く。北を留守にできないアタワルパは自分の名代として、目を掛けているキリャコという青年をクスコに派遣する。
 しかしワスカルは、キリャコの一団を警戒し、宮殿に招く前に郊外のラグア家に足止めさせて彼らの様子を探らせる。ラグア家ではキリャコの一団を盛大にもてなす。宴席に無理やり駆り出されたコイリュルは、キリャコと出会い、彼が幼なじみのクッシリュであることを知る。コイリュルから話を聞かされたパパリャは、二人に秘密の道を教え、二人の密会の手助けをする。想いを確かめ合い、結婚を約束した二人だったが、とうとうキリャコへワスカルから呼び出しが来る。

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