第30部分 思うこと 改稿完了のお知らせ
2024年06月02日 (日) 17:26
第29部分が大幅リニューアルをしたためそれに伴いこちらも大きく変更を加えました!


改稿前

お〜きたきた。どうだったか新しい自分の部屋は?

おはようございます。レブドルクさん。では、私は街へ仕事へ行ってきますね。

まだそんなに急がなくていいだろう。今日は私の話をちょっと話を聞いてもらってから仕事に行ってくれ。

話とは....一体なんでしょうか?[特に何も言われそうなことはやっていないと思うのだが....]

昨日言っていた推薦者についてのことだよ。昨日の段階では知らなかったみたいだから今から話させてもらうよ。

ありがとうございます。大変助かります。

言っておくが、今からいうことを、覚えておかないとお前の命に関わるから、しっかりと聞いておけよ。

は、はい!ちゃんと聞いて一語一句聞き漏らしのないようにします。

そうしてくれ。じゃないと本当にお前が死ぬことになる。

わかりました。

今までも何人もの人がそのことを仕事が慣れてきてしまった頃に忘れてしまい死んでいってしまった。頼むから、忘れないでくれよ。

はい....[恐ろしいな....でも、こっちも人を騙しているわけだから仕方がないことなのかもしれないのか....]

推薦者とは、様々なところにある、冒険者ギルド支店の長が1年に1度王都のある場所に集まって1その集まりの一年前にそれまでに入ってきた冒険者のステータスを比べられて上から順に選ばれていくが、選ばれる人は大抵は貴族なのだがたまに平民および、貴族以下の身分の人も選ばれることがある。

そうなんですか....まれに貴族でない人がいるってことなんですね。

ああ、そのとおりだ。だいたい1回の選抜者は100人ほどで選ばれたものは、冒険者としての位が上がりやすかったり、冒険者ギルドが陰でかなりの支援をして魔物の脅威から人民を守ろうとしてくれているんだ。

先ほどと比べると、かなり重要な役割ですね。

確かにそうだが....もっと重要なことがある。その100人の中でも毎回選ばれる15人以上20人以下くらいの貴族より身分が下の人が選ばれていて、貴族の方は、言っちゃ悪いが冒険者ギルドを踏み台にして将来的に、良い地位を得られるようにとしか考えていない。いわば、冒険者ギルドは貴族にとっては踏み台でもあるっていうことだ。

冒険者ギルドは、貴族にとっては踏み台なんてひどいですね。

命をかけてなんだけどね。よっぽどのことがない限りある程度の地位を獲得できたら貴族は辞めていくんだ。

そうなんですか....[もし俺がその100人に選ばれていたならば、また見える世界が違っていただろうな....]

そして、残ってくれる強い冒険者は、大抵が貴族より身分の低い人物たちとなるんだ。その人たちは大抵50歳以上まで現役で行動してくれる。
しかし、貴族は大抵、例外なしに20歳以上になると1回は辞めていくからね....

そうですね....私が知っている知識でも20歳以下で必ず一回は辞めていっています。

そのとおりだよ。身分が貴族以下の人は後々とても重要な戦力に、またギルドにとってはなくてはならない人物となってくることがいくつも前例があるんだ。

確かに....今残っている強い冒険者は大抵の身分が貴族以下でしたね。

だから、貴族以下の身分で選ばれた人は、強くなってもらうために、高額の支援をしたり、その人たちには必ず、護衛としての暗黒部隊がついてくれるんだ。それだけじゃない、その暗黒部隊も護衛をしている人に手を貸したり....と様々な手伝いをしてくれている。

暗黒部隊ですか....

暗黒部隊とは、冒険者ギルドが雇っている腕利きの者たちの集まりだ。全身が黒に似た色の服を着ているんだ。実際はその色は藍色みたいな色だけど、藍色部隊だとなんか辺だろ?

確かにそうですね。しかし、そんな部隊があるなんて初めて知りましたよ。

まあ、そうだろうな。もしお前が知っていたらこちらは警戒するぞ。

それは嫌ですね....

一般の人だったらグラーレンの黒い部分なんて知らずに生きてそのまま何もそのことについて知らずにお亡くなりになるだろうな。今までの話からわかって欲しいのだが極力貴族には白粉は売らないほうがいい。また買わないか?と交渉を安易にしないことだ。冒険者でも優秀な人は選ばれていることが多いからな。気をつけることに越したことはないぞ。

そうですね....レブドルクさんが最初に言っていたようにこのことは決して忘れないよう心に刻んでおきます。

そうしてくれ。だが、人間は、失敗したり、大切なこと、忘れてはいけないことでもいつかは忘れてしまうことを気をつけてほしい。だからもう一度言うからこのことを忘れないでほしいい。
こう言っても、いつか人は忘れてしまうものだよ。なんだか、情けないよな。

先ほどの言葉はとても心に響きました。忘れないように気をつけます。

忘れるなよ。

それから20分くらいこれからについてなどを話したりした。

ー・ー・ー・ー

では、下で昼食を食べてから行くことにしますね。絶対に7日以内に最初に言われた量を売り払ってみせますよ!

頼もしいことだな。頑張ってくれよ。でも、くれぐれも無理をするなよ。必ず「命」の方がいつだって大切だからな。命をかけるようなことはしないようにな。

はい。必ず「命」を大切にします。

ー・ー・ー・ー

ふっ....懐かしい思い出を思い出してしまったな....これは、神様が最期にくれたプレゼントなのかもしれないな。
あの時を最後に会っていない弟。あれからもう7年...時が過ぎるのは本当に早い。弟はどれだけ大きくなったのだろうか?多分今は14歳ぐらいかな?
結局迎えに行ってやることができなかったよ。
今月でこの仕事をやめようと考えていた矢先にこのざまか....まったく最後に限って運がないのは昔から変わらなかったな。
最期に今は、もう大きくなっているであろう弟にあってやりたかった。そうしたら、もうこの世に未練はないのだがな....
こうしてべリアムは静かな夜空の下で、星の輝く夜空に見守られながら逝ったのであった。
ベリアムの遺体が見つかったのは彼がなくなって10日ほど経ってからであった。顔の損傷が激しかったため
判別がかなり難しいほどであったが、誰が死んだのかは少し経った後に判明するのであった。

ー・ー・ー・ー

春香!早くこっちへ来て!

お母さん、待って。お気に入りのカバンが見つからないの。

そんなものはどうでもいいから早く来なさい!

あ!

ほら行くよ。早くしないと....
きゃぁーーーーー!!

お、お母さん大丈夫?

春香....お母さんはもうだめみたい....だからよう聞いて。

お母さんも死んじゃやだ!

春香!人が喋っている途中で話してはいけませんっていつも言っているでしょう!

はい....

いい子ね。
お母さんの足は潰れてきた家に下敷きになっちゃったの。だから、もう春香と一緒に逃げることはできないの。だから、あなただけでも安全なところに逃げて。

お、お母さんをおいていって、私だけが逃げることできないよ!

これは、最後のお願いよ。ほらはやくいって。

もう今の状態は長くは持たない。早く安全なところに行きなさい!早くいって!!

ゔっ....ゔっ....

行きなさい!

あっ!

あなただけでも、生きて....

お母さん!!

ー・ー・ー

はぁはぁはぁ....ゆ、夢か....あの時にカバンなんて放っておいて早く逃げれば良かった。
なんで!なんであの時そうしなかったんだ!くそっ!くそっ!嫌な夢だった。最近はうなされていなかったのに....あの時....あの時に今思うように行動していれば!お母さんごめん。今は謝ることしかできなくて....


コメント
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