第31部分 ダンジョンへ 改稿完了のお知らせ
2024年06月07日 (金) 00:08
昔の物に比べ、新しく改稿を行ったためかなり縮小されました。


変更前


確かここら辺が待ち合わせ場所なんだけどなぁ...ダッチはどこにいるんだろう?

お〜い、ハルこっちだよ!

あっ、いたいた。よかった〜おいていかれてしまったのかと思ったよ。

そんなこと、するわけないだろ。

そうだよね。

そういえば、昨日はポーションを買ってきていなかったみたいだけど、あれから買ってきたのか?

もちろん!ほら、これがそれだよ。

なあ、これどこで買ったんだ?

えっ、何かだめなところでもある?

いや....これ下手すると大金貨1枚分もするポーションじゃないのか?今日はハルもメンバーに加わるから比較的浅いところに潜ろうかと思っていたんだけど....

普通のポーションもあるよ?

そうか....大抵の場合はこっちを使ったほうがいいだろうな。

分かったよ。ポーションをまだ使ったこともないし、そういったアドバイスはとても助かるよ。

わかった。わからないことがあったら、いつでもいってよ。できる限りハルの力になれるように頑張るよ。

頼もしいな...

ははは....

その子が、ハルって子か?

ああ、そうだよ。

本当に大丈夫か〜?めちゃくちゃ弱そうに見えるのだが...

おい、初めて会って最初に交わす言葉がそれかよ...スルネインちょっとそれはひどいと思うよ。

なんだよ....

やめておけ。

あ〜待って待って。とりあえずハルに自己紹介だけでもやってよ。

分かったよ...

俺はスルネインだ。よろしくな。

私はロース・メルタだよろしく頼む。

こっちは、フリットだ。今日から短い間だけかもしれないけど、よろしくね。

こちらこそ、このメンバーに入れてもらいありがとうございます。こちらこそよろしくお願いします。

じゃあ、時間も限られているんだから、早くダンジョンに向かおう。

じゃあハルも、行こうか。

そうだね...でも、馬車に乗らないといけないんだよな...

じゃあ、どうやって向かうんだよ...

だよなぁ〜

今日は特急に乗るから覚悟しておいたほうがいいぞ。

まさか...

そうだ、馬車の中でも一番飛ばしてくるものに今日は乗るぞ。

思い出しただけで吐き気がするよ...

お〜い。お前らはよ来いよ!

スルネインは口は悪いけど実力は本物だから結構すごいやつだよ。

そうなんだ...

確か、今は冒険者5級くらいにいると思う。

5級か...すごいね。

ダッチは確か7級だったっけ?

ああ、そうだけど...あともう少しで6級になれそうなんだ!

すごいね!

だから頑張ろうと思うよ。

早く来い!お前ら、おいてくぞ!

は〜い。じゃあ、行こう。

おう!

ー・ー・ー・ー・ー

いや〜まさかダッチが、馬車を借りていたとはな...これいくらしたんだ?

大げさだなぁ。銀貨5枚くらいしたけど...

まあ、それくらいか...

銀貨5枚か、かなりかかっているが、馬車がいいものだからそれくらいして当然だろうね。

ダッチ、ひどいじゃないか。いい馬車で、特急ならそこまで気持ちが悪くならないよ。

ああ、ハルの絶望した顔が見れてとても満足だよ。いや〜あの顔は傑作だったなって思うよ。

そんなにダッチがいうなら私も見て見たかったな。

ロース・メルダさんまでひどいですよ...

ハル、私の名前を言うなら、もうメルダだけでいいぞ。

しかし年上なので...

ダッチよりもできているな...

やめてくれよ、俺の悪口をまじかで言うのは...嫌味としか思えないよ。

俺も会話に入れてくれよ。全然話題が振られないから忘れられていると思っちまいじゃないか!

あ!スルネインのこと忘れてたっていったら?

もう帰るぞ!

冗談だよ、冗談。

冗談もほどほどにしてくれ...まるで俺が遊ばれているような錯覚をするよ。

スルネインは面白いからついついしたくなる。

メルダまでかよ...

話を急に変えて悪いのですが...

悪いと思うならするなよ...

別にいいじゃないか...お前だってよくするだろ?自分の立場が危うくなりそうな時にさ...

確かにしているな。

分かったよ...話とは?

メルダさんは冒険者何級なんですか?

メルダでいいといっただろ?やっぱり、敬語はダッチよりできているな...貴族出身か?

いえ、貴族ではないのですけど...ついそう言ってしまいました。すみません。

いや、そんな謝ることはない。敬語を支えることは将来的にも役に立つから日常で使えているのはとてもいいことだよ。私も、ちょっとそのことで苦労しましたからね...

あれは、もう本当にひどかったんだぞ?

スルネインさん...

あ、悪かった悪かった。もうこのことは言わないから!

本当ですか?

もちろんだとも。

ハル...

どうしたの?

メルダは怒るととても怖いんだよ。だからハルも気をつけておいたほうがいいと思うよ。

そうなんだ....

酒場で喧嘩を売られてその喧嘩を買った時に売ったやつは再起不動にまでボコボコにされたからな...あれは、喧嘩を売ってしまったほうが哀れに思うほどだったよ...

ダッチ?ハルに余計なことを教えてあげていないでしょうね?

教えていませんよ...

ならいいですが...

そうだ...ハルの質問にも答えてあげないといけませんね...今私は冒険者5級にいますよ。

ダッチさんよりも上にいるんですね。

ダッチは生活保護ギルド学校にまだ通っているから、それはしょうがないと思うよ。こっちは、冒険者しかやっていないからね。

趣味とかはあるんですか?

貯金かな...

ぶほっ、お前の趣味が貯金かよ!

なんかいった?

いや、なんでもないです。

ならいい。

変わった趣味ですね。

そうかな?

もうそろそろ、降りるところにつきますよ。

そろそろ降りる準備しておかないとな。

私はいつでもいけるぞ。

俺は、ちょっとかかりそうだから降りる準備をしておくよ。

ハル、ちょっと前に話した水路が見えてくるよ。

ああ、最近壊れてしまった水路か....

私は、東側に住んでいるから特に関係はないが、西側に住んでいる、貴族さんたちは大変だろうね。

だいぶ修理が進んでいるね。

結構な人数でやっているみたいだからな。

こうやって、日に日にできていくのを見ていくのは壮観だなって思うけど夏までに終わるのかなぁ?

確か、夏までには完成させるって冒険者ギルド長がいっていたね。

へぇ〜夏までに完成するといいね。

そうだな。

あと、今は繁華街だけにある街灯をメインストリートにも広げる計画もあったけれど、この水路のせいで、大幅に遅れていってしまうだろうな。

街灯がないと夜は暗すぎるよな。今は角だけにあるから、馬車同士や馬車と人の事故が起こりそうで怖いよ。

起きてからじゃ遅いよなぁって思うよ。

そうだな。

おっ、一つ目の壁の門についたみたいだぞ。

こっから歩くの?

いや、3重の門を出てからは石畳になっているから暫くは乗っていれるよ。

あと、ちょっとだから頑張るぞ。ダンジョン付近の壁は3重になっているからまだちょっとかかるんじゃないかな?

3重の壁があるんだ...

そうか...ハルは初めてくるからかな?

そうですね。

何で3重なのか知っているか?

いや、知りませんね。

1年に5回ほどダンジョン内で魔物や魔獣、アンデット系統のモンスターが、大量に発生することがあって、気がつくのが遅れても、この門で食い止めてグラーレンにそれらが、侵入しないように対策をしているんだ。

何百年か前にかなりの被害が出てそれで作った...だったっけ?

それ、俺が言いたかったなぁ〜

ふふん。

メルダ、今日はなんか機嫌がいいな。

そうか?

ああ。

おっ、2つ目の門が見えてきたな。

大きいなぁ。このもんを作るのにかなりの時間と人手がかかっているんだろうな。

2つ目の壁はディマント方式で作られているから、そこまで時間はかかっていないと思うけど?

ディマント方式か...うちの家の壁の一部はそれが確か使われていたかな?

結構応用が効いて画期的な石積みだよな。

ディマントさんってすごいよな。確かこの方法は夢で思いついたらしいぞ。

それは初めて聞いたな...

おっ、このことは知らなかったんだ。

皆さん、たくさんの知識を持っていてすごいな。

そうだろ?もっと褒めてくれよ〜

スルネインはそうやってすぐ調子に乗るからだめなんですよ。

メルダ〜

2つ目の門からは結構あるんですね。

もう少しで、3つ目も見えてくるさ。

この調子だと昼前にはつけるかな?

いつもよりスムーズにいけたなダッチ。

いい馬車を借りたからね。

さすが!

ハルが乗り物酔いに弱かったからね。

えっ、俺のせいだったの?

いや、いつも気持ちが悪くなっていたから、どうしようかいつも迷っていたんだけど、これからはもう毎回頼んでしまいそうだよ。

一度上のランクを知ってしまうとやめられないからね...

そうだね...

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