2014年12月27日 (土) 16:55
皆様お久しぶりです。
12月は公私ともに色々あったわたくしですが、まぁその話は後日追々と。
先ずは先月のお話をさせていただきます。
肩までどっぷりなろう民なかさだいら。
先月、時間に余裕もあったので自作の修行もかねて
少し他サイトへ情報収集という名の浮気にお出かけしていたことがありました。
そのせいで皆様への読書感想周りもできなくてごめんなさい。
きっかけはスマホコミックでの人気作、
その原作も携帯小説と知り読み漁ったことです。
……ボリューム多くてかなり時間がかかりました。
題材一『王様ゲーム』
映画化もされた人気作品とのこと。
とある高校のクラス内で起きた命に関わる絶対遵守メールにより巻き起こされる、
波乱と混沌の物語。
先ず思ったのはコミカライズってすごいなぁ、ということ。
そして悪い意味で携帯小説の価値観とレベルの違い。
誤字脱字は当たり前に放置、一人称三人称の不自然な使い分け。設定の矛盾。
また寝取られは一般常識、かなりダークな内容です。
『なろう』ではタブーとされることを放置しながらもヒットをとばしまくり。
シリーズの系列を整理すると
①【過去編】とある閉鎖された村で起きた始まり
②【本編】普通の高校のクラスに起きたとある男子の葛藤
②-1【本編の裏】同時進行で起きたとある女子の悲劇
③【続編】本編で生き残った男子、別の高校で生き残った女子が出会い、再び起こる混沌
④【広島編】クラス単位から全国の高校生まで拡大した波乱
⑤【北海道編】広島編時代に生き残った北海道の英雄高校生、北の地で化物との大戦争
⑥【埼玉編】現在書籍進行中
もうクラス単位での殺伐劇からある種異種族戦闘バトルモノまで広がりを見せ収集がつきません。
また各編、「冷静で何故かモテる主人公」「熱く優しい親友」「健気な彼女」の同じような使い回し、キャラ分けの出来なさが酷い。
多分なろうだったら絶対に売れなかったレベルの小説ながらも、
書き続ける意思と支持する読者層の違いが生んだ違う文化だなと感じました。
題材二『毒蟲』
これもスマホコミックで人気作。
原作の携帯小説ではその続編まで完結しています。
とりあえず技法や価値観は上記作と同様なので割愛。
①ある時目覚めた主人公は完全封鎖された廃校に見知らぬ6名の男女と閉じ込められていた。
7名の男女による生き残りをかけた殺し合いの物語。
②前作で生き残った一人の男性、その苛酷な生存競争の逸話が噂話がネットでも拡散。
オカルト趣味の男女7名が廃ホテルにて疑似封鎖環境を作り肝試しを企画するが……。
取り敢えず「救いがないラスト」「性交の価値観が快楽or女性の武器」
極限状態にしては甘い造りにも感じられますが、
極度の緊張状態によるドラマがヒットのきっかけなのかなと感じました。
* * *
主に「なろう」のヒットとは無関係に我が道をいくかさだいらが言うのもなんですが、
なろうの方向性としては「文法はなるべく正しく」「寝取られはタブー」「オレツエー」が
基本方針なのかと感じます。
しかし、ヒットをとばした携帯小説はそれとは真逆、
それでも何かしらの主人公補正は持っている。
他にも数作の小説を読んでそう感じたかさだいらであります。
もし小説家を夢見る若者で、書きたい方向性がなろうと違う方がいたら、
違うサイトも模索して見るのも一つの手なのではないでしょうか。
上気作は旧モバゲー小説から現在はエブリスタにて公開中。
重ねて言いますがコミカライズはスゴイ。
台本小説みたいなのから未完矛盾作まで人気が出れば手当たり次第コミック化してるよ。
そして原作以上の認知度まで押しあがってるものもチラホラ。
でも、やっぱりわたしはしっかり丁寧に書き込み、そして読後感がスッキリなこのサイトが大好きです。
さぁ、来年は気を取り直してしっかりと「相羽総合」「無能モノ」両作完結目指します!
そして皆様への感謝のお礼企画も着実に進行中、こうご期待!
かさだいら
ようやく拙作への激励が来て嬉しい限りです♪
がんばりますよぉ!
やはりサイトごとに色んな特色や文化はありますからねぇ。
なろう発のログホラや劣等生にしろ、アンチもまた多いですし。
ただ、地道な事をコツコツともまた大事。
お互い頑張っていきましょう!