2019年08月28日 (水) 06:45
えー、先日から連日、ハツカスライムのプロットに頭を抱えているわけですが……
上手い方法が見つからず、悩んでおります。
まず、ハツカスライムの序盤12話までの執筆は、最初の2話を除きプロット無しで進めました。
そして、13話からプロット有りの物語を始めております。
最初の物語の作り方は、数学で言う所の。
1+x=y
というxとyを埋める形で進めていました。
つまり、xを1を入れたらyは2になるという、シンプルな作り方です。
しかし、プロットを作るようになってから。
1+ 2+ 3+x +y +6=15
といったように、途中経過と結末が決まっているものに対して、間に起こることを追記していくスタイルになりました。
これにより、前後20日間のプロットを見直し、矛盾が無いかを調べた上で追記しているので、物凄く時間が掛かっています。
例えば、手をスライム化させて人の首を絞めるという演出を思いついた場合……
手をスライム化させる事は可能か?→可能
人の首を絞める事は可能か?→純のポリシーとして苦しませる事は望まない為、不可
という形でボツ案になります。
このようにアイデアを振るいに掛けているワケですが、ご存知の通り時間に追われる作品となってしまいまして、アイデアの取捨選択が出来ないのです……
現状のクオリティとしては、物語として成立する。
というレベルでしかなく、毎話驚きの演出を用意するという所まで至っておりません……
これがとても歯痒く、何とかしたいと思いつつも、上手い方法が思いつきません。
皆様はどのようにしてプロットを作っていますか?
よろしければその方法をお教えください……
追記……
キャラクターの心理描写を複雑化し過ぎたせいで、セリフ一つひとつを吟味しなければならない為、一行書くのに5回くらい書き直しています……
おかしい、1時間で1話書けるような話にしたつもりなのに、何故こんな事に……
敵を殴るというプロットなのですが、殴る理由が繊細過ぎて答えが出ないのです……
例えば……
1:人間を何だと思ってるんだ!→人殺しておいて何を言う(ボツ)
2:お前は人間じゃねぇ!→スライムも人間じゃねぇ(ボツ)
3:散々痛めつけて何も思わないのか!(妥協でOK)
このように、サクサクと書き進められず頭を抱えております……
本当は月末までに30話くらいまでストックを進めておきたいのですが、ちょっと無理ですね……
(あと20分でどこまで進むだろうか。3行くらいですかね?……)
ハツカスライムの大きなターニングポイントは、3話以降に廃墟へ立ち入った事でした。
私の性格上、どうしても物語に伏線を張りたがるので、不思議な廃墟を入れてしまったんですね。
もし、その衝動を抑えてひたすらに人を殺していたら、今とは全く違う作風になっていました。
(そういう意味でも、やはり最初からプロットが必要でした)
廃墟を入れるべきか否か、物語としてどちらが正解だったのかは描き終わらなければわかりませんが、初動の数字だけで見れば間違いなく廃墟を登場させない方が伸びていたと思います。
もう廃墟前には戻れませんが、ついついそんな事を考えてしまいました。
数字だけで書いているわけではありませんが、数字が伸びず筆も進まない作品と、どう向き合うべきか悩んでいます。
数字が伸びなくても筆さえ進めば何も気にすることは無いのですが、これはかなり……精神的に来ますよ。
こんなに活動報告に追加ばかりしているのは、筆が進まないジレンマに対してガス抜きをしたいからです……
独り言……
29日23時
初代遊戯王のエンディング「明日もし君が壊れても」の映像が泣けます。
カードくるくるからのピタっと止まって石版化という演出。
まさに遊戯王のゲーム×エジプトな雰囲気にピッタリ!
ああいう魅せ方が出来る作品を描きたいです。
ブリーチのような、普通の社会の人間関係と、裏の異能的な人間関係の二面性が展開されるような作品を描きたいです。
(いや、描くことは確定しているのですが……4章で)
アドバイスありがとうございます!
「申し訳ないですが、自分が書いている『水兵チョップ』は、基本一本道のストーリーなのでプロットらしいものはないのです。
ただ、16話『白鷹は舞い降りた」が物語の肝なので、1~15話でそこを盛り上げるための下ごしらえ、17話以降で1~15話までに貯めていたエネルギーを一気に放出!という作りにはしています。」
プロットが無いのですか!
一年に渡りプロット無しであそこまでのストーリーが書けるのは凄いと思います!
「この作品で大事にしているものは、『男は愛する人をボロボロになるまで護るもの』=『騎士道精神』というテーマです。」
以前仰っていましたね。
XKの部分ですか。
作風が一貫していて、作品をとても大切にしているのが伝わってきます。
「読むひとを想定して『何を伝えたいか』。そして自分が『何を書きたいか』ということは常に気にかけるようにしています。」
この部分、ハツカスライムについては見失っています……
「何を伝えたいか」はクライマックスでわかるようにしているのですが、「何を書きたいか」はよくわからなくなりました。
最初は初期のスパイダーマンみたいな話(身体が何らかの変化をし、能力を獲得し、表と裏の顔を持ち、目的に向かって暗躍するような話)を書きたいと思っていたのですが、蓋を開けてみると(なんだこれ……)と明後日の方向へ行ってしまって……
原因はやはりプロットが無いことによる脱線なんですよね。
今後はプロットがあるのでマシになりますが、飽くまで「マシ」なレベル。
当初本気で書きたかった話はもっとスマートなもので……
正直、20日間にしたのが失敗です。
イツカスライムにするべきでした……
性格上、中身の無い話は書きたくなくて、「15日後……」なんて描写は入れたくないという思いがあり、無理をしてでも中身を作った為に明後日の方向へ進んでいるような気がしています。
やはり、次回作は目的を明確にした上で書くべきですね。
大変参考になりました!
ありがとうございます!