冬童話2025を振り返る
2025年01月27日 (月) 00:05
 まずはじめに……
 水渕成分様より、『裸の木』にレビューをいただきました。ありがとうございます!

 水渕様が冬童話2025に投稿された『人間体に変身! 少年猫ボローニャの小冒険』も、とても面白くて可愛くて、大好きです。ボローニャという猫が、飼い主達の留守に冒険をするお話ですが、彼がとにかく可愛くて……読んでいる間頬が緩みっぱなしでした。特にちょうちょを追いかけるくだりがたまらなく好きです。

 冬童話の期間中、いろんな方の童話をたくさん読ませていただいたのですが、面白いのがいっぱいあったので、いずれ活動報告で紹介できたらいいなと思います。(私の活動報告に書いたところであまり宣伝には貢献できないかもしれませんが……)

 今回は、手前味噌ながら自分が投稿した童話を振り返りたいと思います。ほぼ備忘録のようなものですが。

 今年は全体的に、自分の書きたい話に偏ってしまったので反省すべきだなと思いました。登場人物がやたらと泣いたり、同じ題材が違う話に三つくらい出てきたり、北欧が舞台の話がやたらと多かったり。

 次からは、書きたい話ばかりではなく皆が読みたいと思ってくれるような話や幼年童話もバランスよく書けるように精進したいと思います。

 また、当初計画していた通りの日程を守れず、時間がなくて書けなかった話がいくつも残ってしまったのも悔しかったです。もっと早くから準備を始めていれば…と自分の計画性のなさを恨むばかりです(笑)

 ただ、どの話も後から読んだ自分が楽しめるように書けたのは良い点だなと思いました。この次は自分も他の人も読んで面白いお話を書けるようになるぞ!!

 以下、投稿した童話の振り返りです。

1.「裸の木」
 ネイティブ・アメリカンの世界を思い浮かべながら書きました。でも、「大きな木」っぽくもあるなと思ったので、寄り過ぎないように気をつけました。「ヤクーバとライオン」のことも思い出したので投稿した後に再読したのですが、二部作であることを知り驚きました。ライオンの葛藤もとても良かったです。

2.「ロンドンの兄妹」
 イギリスの昔話にありそうな話を書こうと思って考えた童話です。現代だったら伯父やいとこの方に共感する人もいるのかも?とふと思いました。

3.「紅色の海」
 太陽の光で金と白に近い青に輝く空、その下の真っ赤な海…というイメージから書いた童話?です。三人だけの小さな島で暮らすのはちょっと寂し過ぎますね。私だったら半年くらいでリタイアしてしまうと思います。

4.「海ぶどうの森」
冬童話2024の時にタイトルだけ思いついて結局書けなかったのを、今回書くことができました。書いてる途中で海ぶどうが食べたくなりました。

5.「北風と氷鬼」
ミンミという名前があるアニメを連想してしまうかな、と思ったのですが、ニンニだとムーミンになってしまうのでそのままにしました。自分でもとても好きな話です。

6.「チョココロネちゃん」
 チョココロネをたくさん食べる童話を書こう!と思って考えました。地元のパン屋さんに「ダブルコロネ」という、チョココロネと生クリームが詰まったコロネがくっついたすごいパンがあります。そのパンの味を思い出しながら書きました。

7.「餅を食べにきたトッケビ」
 朝鮮半島の民話集、「ネギをうえた人」が好きなので、朝鮮半島の民話みたいな雰囲気を出したいと思いました。

8.「トラの娘」
 ハイチの昔話をイメージして書きました。「魔法のオレンジの木」に載っているような。昔話系の話にトラ率が高いですね。「魔法のオレンジの木」の中だと、「テイザン」と「大どろぼう」が好きです。

9.「あすなろとゆずりは」
 去年の春頃に一度書こうとして失敗したのですが、今回はするする書くことができました。
 通っていた小学校に「ゆずりは祭」(卒業生を送る会)があり、ゆずりはの名前の由来を学んだことを思い出して書きました。

 続きます。自己満足のようなものですが、お読みいただけたらとても嬉しいです。いや、長い上にあまり面白い話もしないので、やっぱり読んでもらわない方が良いかもしれません……。
 
コメント全2件
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六福亭
2025年01月27日 20:55
織花かおり様

コメントいつもありがとうございます!
私こそ、織花様の優しく美しい童話にはとても敵わないなと思っています……!
織花かおり
2025年01月27日 07:22
レビュー、おめでとうございます!
本当に名作ばかり!
これだけ書いて、あのクオリティを保てるのは素晴らしいです!
ほとんどの作品をタイトルだけで思い出せるほど、面白い作品群でした。
私も小さな頃から童話を読んできましたが、六福亭様には敵わないわー。
次回の活動報告も楽しみにしていますね〜。