『葬送のレクイエム』第Ⅱ部最終章5話「悲劇の幕引き」を公開しました(*´ω`*)
2025年06月07日 (土) 10:05
『葬送のレクイエム』第Ⅱ部 不死鳥の巫女と殲滅のつるぎ

第Ⅱ部最終章5話「悲劇の幕引き」を公開しました(*´ω`*)


 背後に、メルの聖性を感じる。
 温かな光がくじけそうになる心をつなぎ止めてくれる。

 せめて心だけは……負けることなく──

「うぉぉぉぉぉ……っ!」

 目前に迫る亡者どもに向けて、なけなしの気力で剣技を振り切ろうとした、そのとき──


 ──歌が、大気を震わせた。



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第Ⅱ部 不死鳥の巫女と殲滅のつるぎ」のあらすじ】


「俺に従え、アスター・バルトワルド。おまえの主君にふさわしいのは……この俺だ」
 孤独な剣士と元奴隷少女の鎮魂歌(レクイエム)──物語は新たな楽章へ。


 交易町リビドでの騒動からひと月余り──元奴隷の少女メルは、剣士アスターや商人ギルドの仲間たちに見守られながら、穏やかな時間を過ごしていた。


 メルの足枷をとって自由にしてやりたいと願うアスターたちに対し、これまでどおり亡者たちの魂を葬送し魂送りすることを望むメル。


 そんな中、護衛仕事で出会ったのは、メルがあこがれた舞台のヒロインだった。
 一方、アスターを訪ねて、ノワール王国時代の元上官が町に現れる。アスターが故国で英雄視されていたことを知る彼は、ある提案をもちかけてきて……?


 冷たい別れの足音が、ふたりの背後に容赦なく忍び寄る。
『葬送のレクイエム──亡霊剣士と魂送りの少女』の続編、ここに開幕。


✨✨✨


『葬送のレクイエム──亡霊剣士と魂送りの少女』あらすじ】☆毎日更新&電撃小説大賞の二次選考通過作☆
「私、絶対、魂送りできるようになるから……!」
「必要ないって何度言ったらわかるんだ……っ」
──奴隷の少女と孤独な剣士が巻き起こす、癒しと解放の鎮魂歌(レクイエム)。

 旅の剣士アスターは、亡者に襲われていた少女を助ける。剣だけでは倒せない亡者にとどめを刺す歌と踊り──通称、魂送り。少女はその魂送りを仕込まれた奴隷だった。魂送りをしてアスターの旅についていきたいと願う少女メルだったが、アスターはそれをかたくなに拒む。アスターにはある悲しい秘密があって……?

──これは奴隷の少女と、孤独な剣士が「帰る場所」を見つける物語。


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