ちまちまやってます。
投稿ペースは不定期(遅い)です。すいません。

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約８０００ほど前。

　魔王率いる魔界軍と、一人の勇者を筆頭とした魔法界軍との永きにわたる戦争が幕を閉じた。

　そうして、この二つの世界の間には平和条約が結ばれた。　

　こうして、魔族と人族の共存する社会が生まれたのだった――。

　終戦直後の魔法界にて、チェリーという、見習いの黒魔導士がいた。

　彼女は浜辺で倒れている鬼人を発見し、看病をする。

　目を覚まし、記憶を失っていた彼をチェリーは使い魔として招き入れたのだった。

　時は経ち、チェリーは１５歳になった。

　そんな彼女は育ての親である師匠から「教えることはもうない」と宣告される。

　最後に彼女は卒業試練として、

　数百年前、まだ人族と魔族とが争いを続けていた時代にこの世界のどこかに封印された四天王の一人、フォルネウスの眼球を探し出すことを命じられる。

　チェリーは鬼人の青年ことサクラと共に旅出す。一人前の黒魔導士と正式に認められるために。

　――そして、その旅はこの魔法界を、変える。

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