人見知りする碧、完結!
2012年11月01日 (木) 23:04
くぃかそ
「終わった……な」

霧桐
「時間ズレズレじゃねーか」

くぃかそ
「グリニッジ標準時的には問題ない」

霧桐
「それまだ言うのか」



      ――――――――――――――




霧桐
「ついに最終回だな」

くぃかそ
「うん、やっとだよ。
 ……色々と不本意だけど」

霧桐
「投稿時間が遅いのはお前が悪い」

くぃかそ
「そうじゃなくて、
 最終話がかなり不本意な感じなんだよ、
 特に最終版とか」

霧桐
「? お前の小説ってだいたいあんな感じだろ」

くぃかそ
「うん、自分のはそうだけどね、
 今までの展開的に、ベタ甘でしっかり終わらせるべきか、
 ほんわかいつも通り、少し緩くても同じ調子で終わらせるか……
 中々に悩んだ。実質3週間くらい」

霧桐
「悩みすぎだろ」

くぃかそ
「まぁ他人と1年以上もかかって組み上げた物語だしね、
 跡を濁したくはないのは人情でしょ。
 ……ともあれ、結局ベタ甘展開なんだけどね」

霧桐
「いつもと違う感じにシリアスだよな」

くぃかそ
「ホントはアレ、カットしたけど、
 色々と隠し設定があるんだよ。
 穂真理ちゃんとレイの出会い方とか、
 結局出せなかったけど、レイの村での名前とか、
 あと何で彼が名乗るのをやめてしまったか、とか」

霧桐
「書き残しまくりじゃねーか」

くぃかそ
「いや、まぁそうなんだけど、
 個人的には全部書ききる、っていうのは重要じゃなくて、
 区切りをつける、っていうのを今回は特に重視したかな。
 作中でも言ってるけど、人間の人生なんて短くても
 40年くらいは続くし、その間に色々な事がある筈なんだよ。
 でも、その色んな出来事は一個一個別々のものはほとんど無くて、
 複雑に絡み合っていたり、連続していたりで、
 本当は何処かで区切る、なんて出来るものじゃないんだ。
 でも、物語は終わってしまう。
 なら、その”いろいろな出来事”の隙間で、
 出来るだけ幸せな区切り方をして終わろう、っていうのを、
 とある人から教わったんだよ」

霧桐
「ふ~ん、なるほど」

くぃかそ
「まぁ今回、そうキレイに区切れたとは思ってないけどね、
 むしろぶった切れてる、って印象……」

霧桐
「自覚はあるのか」

くぃかそ
「ひとえに自分の力量不足でこうなってしまった、
 っていうのは大きい気がするけど、
 ……まあそれはそれ、これはこれって事で」

霧桐
「だな、文句や愚痴や反省は日記にでも連ねてやがれ」

くぃかそ
「そういう事!
 ――さて、ここまで本編と当記事を読んで下さった皆様、
 そして制作に関わって下さった4人の方々に、
 深く御礼申し上げます。ほんとうに楽しかった。
 まるで夢のような体験でした。
 失敗だらけ間違いだらけの当企画でしたが、
 1年という長い連載を終えれたのも、
 ひとえに皆様のおかげでございます。
 感謝してもしきれません。本当に有難う御座いました。
 またいずれ、何処かで!」

霧桐
「……続ける気か!? この企画」

くぃかそ
「リレー小説は多分しないけど、
 複数人参加型企画は考えてるかな」

霧桐
「例えば?」

くぃかそ
「20人くらいで、同じタイトルの違う内容の小説を、
 予約投稿で同じ時間に投稿。
 名付けて『小説家になろう新規投稿小説画面ジャック企画』」

霧桐
「…………うん、頑張ってね」
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