「或る男の異界に迷い込む事」投稿しました!
2020年11月08日 (日) 17:06
一応の生存確認のようなものも兼ねて短編更新しました。

本当なら連載している方を更新しようと思っていたのですが、中々進まなかったのでこちらを。
思い付いたシーンから膨らませて、気が向いた時に数文字から数行書き進めて完成させた短編です。

ホラーだったはずなのに・・・・・・。

あと、ちょっと古風な感じにしようとしてみたのですがほとんど出来ませんでした。





以下、登場人物と入れられなかった裏設定です。




男(主人公)・・・軍人。階級は高くもなく低くもなくなイメージ。一人称は俺。怪異によく出会うが、毎回無傷で帰る男。むしろ人外には仲間扱いされている節もある。今回は、浮世(現世)→異界→異界と繋がってる神社→浮世(最初とは違う場所)というルートを辿った。

男の友人・・・軍人。階級は男と同じ。多分神社か寺の跡継ぎ。自覚ある霊感持ちなのでほぼ無自覚に近い男に対処法を教える日々を過ごす。

異界・・・イメージは京都のような都、場所により季節感が異なり、混ざっている所もある。大抵は百鬼夜行のようなものや街によくでるもの、人の様に暮らすものなどがいる。異界の中でも浮世と似ている為に霊感が少しでもあれば迷い込みやすいが、逆に帰る事も出来る。

狐面の娘・・・嫁に行く白無垢を着ていた娘の友人。実は浮世から狐へと嫁入りした人(恋愛結婚)。流石に自分が見捨てたせいで人が野垂れ死ぬのは嫌なので、迷い込んだ人を見掛け次第何かしらを渡す様にしている、そうすれば多少悪いものは見向きもしなくなると知っているから。

唐傘・・・百鬼夜行の中に居る付喪神の一つ。好奇心旺盛な方では無いが、使命には律儀。普段の使命は雨が降った時に周囲を濡らさない様にすること。よく失敗する。

小鬼・・・オマケ視点の赤い小鬼。付喪神を追っかけてよくちょこまかしている。他の小鬼よりも見た目が比較的怖くないので見分けがつく。一つの事に一生懸命になると、他のことが分からなくなってしまう頭をもつ。

通行手形・・・『鬼』の花押が書かれている通行手形。期間や場所などは特に制限されていない。

男の姉・・・軍人で男装の麗人。イケメン。たくさんの婦女子とかっこいい人に憧れる男の子に人気。男の上司より高い階級だが厳密に言えば所属は違うため、男への直接の命令権は無い。可愛いものに対しては乙女思考を持ち、男へ渡す筆跡を変えた覚書きは姉の、これを店員にでも見せればお使いだと分かるだろうというなけなしの優しさでもある。

姉と一緒にいた、人?・・・姉の友人の巫女と、神社の巫覡である巫女の母と、神使の狐である巫女の父が居た。神社の本殿を除いた敷地内が異界によく繋がるのはこの父がよく顔を見に来るため。

神社・・・普通より少し由緒正しい神社。近所の人は異界に繋がる事がある事を理由も含めて知っているため近所の人が迷い込む事は無いし、仮にあっても神社との縁があるため帰る事が出来る。男の氏神ではなかったため、男はそのことを知らなかった。

関所の鬼・・・基本的には神社から帰る人の見送り(異界と繋がっている時)をしている(異界と繋がっていない時には普通の人間が同じ場所にいる)。人によって渡すものを変えているが渡さない事もある。通行手形を渡すと確実に何か貰える。

白い守護の御守り・・・貰ってからしばらくの間は異界に迷い込まなくなる御守り。他にも破邪や縁結びなど、種類豊富な御守りがある。

男の上司・・・軍人。型にはめたような中間管理職で仕事は出来るのに終わらない。目に入れても痛くない可愛い娘(齢一桁)が居るので、たまに男に娘へのプレゼントを代わりに買う様に頼む事がある。なおこの人は本編所かあらすじですら喋る事はなく、あらすじにてほんのり存在感を出すのみであるが、目の前で男が消えたのを唯一目撃した人物でもある為、恐らく一番不憫かもしれない。
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